みなさん、こんにちは!志方です。
僕の今住んでいる野辺山は標高1300m以上ある場所に位置し、高原野菜が有名な地域です。
主な生産作物としては、レタスや白菜が有名ですが、当農園ではトウモロコシやダイコンなどを栽培でしております。
とくにトウモロコシは、ネット販売をさせていただいていて、ありがたいことに全国各地から注文をいただいております。
その中で、こんなおいしいトウモロコシは食べたことがないと購入者の方のお声をいただくのですが、今日はそのおいしさの理由について書いていこうと思います。
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高原野菜とは
標高1000~1500mほどの地域で栽培される野菜のことを高原野菜と言います。
夏でも冷涼な気候なので、他の地域では夏に栽培できないような野菜が、高原野菜を栽培する地域では夏の時期でも栽培することができます。
主な野菜としては、レタス、白菜、キャベツ、ダイコンやブロッコリー、グリーンボールなど、実はたくさんの種類があります。
おいしさの理由
おいしさの理由は以下になります。
- 昼夜の寒暖差
- 春、秋でも他の地域の冬並みに寒い
- 霧などの湿気
- 太陽の日差し
昼夜の寒暖差
高原地帯といえども、夏の日中は30度くらいになるから、日中は盛んに光合成が行われます。
光合成をおこなうことによって、デンプンが造り出されて夜間になるとそのデンプンを糖に変換されます。
光合成自体は、当然野菜だからどの地域の野菜も行われるわけで、夜間にデンプン→糖になるのですが、
高原地帯では、夜間の気温が他の地域と比べて低いので(夏でも20度くらい)、夜間時の野菜の呼吸が抑えられることによって、糖の消費を抑えることができます。
糖が消費されないということは、糖をたくさん含まれている野菜になるので、甘みの強い野菜になるわけです。
春、秋が他の地域の冬並みに寒い
高原地帯の春や秋は、東京でいう12月並みに寒かったりします。
5月でも、最高気温が10度に届かない日もあったり、最低気温はマイナスを記録する日だってあります。
そんな、人間にとってはストレスにしかならない寒さも、野菜にとっては違った反応をするようで、
寒いというストレスが加わると、野菜はビタミンを生成するようになります。
野菜にとって、寒さから身を守る防御反応なのですが、食べる人間からすると栄養豊富な野菜となります。
また、寒さから身を守るすべとして、ビタミン生成以外に糖度を上げるということもやっていきます。
わかりやすいのは、寒じめほうれん草みたいなものといえばわかりますかね...?
この寒さが、甘くておいしい栄養満点な野菜へとなっていきます。
霧などの湿気
高原地帯特有の昼夜の寒暖差によって、夏の早朝に霧が発生します。
この霧のおかげで、野菜の表面の乾燥を防いでくれることによって、やわらかくて甘味のある野菜になっていきます。
とくに早朝の採れたての野菜というのは、汁が飛び出てくるぐらいみずみずしいものになります。
マルチシートも乾燥を防ぐ目的で張っているので、乾燥しらずの野菜になりますね。
野辺山産のレタスがみずみずしく、シャキシャキしているのはこういった理由からです。
太陽の日差し
標高が高いとそれだけ、太陽に近づくから紫外線を浴びやすいんだけど、それ以外にも標高が高いおかげで大気中のチリなどの不純物が少なく、紫外線量が増え、野菜にとっては光合成率が上がるそうです。
光合成がおいしい野菜を作るのは、先程書いたとおり、デンプンを生成することができるからです。
人間にとっては、あまり浴びたくない紫外線ですが、おいしい野菜にするためには、この標高ならではの紫外線が必要だというわけですね。
野辺山高原のとうもろこし
ここから宣伝になります。
波多野菜園では今年もとうもろこしのネット販売を開始します。
予定では、8月10日ごろから収穫になるのですが、それに先駆けて予約を承りたいと思っています。
本日から、予約開始でとりあえず7月中の予約注文に関しては、8月10日ごろの収穫から順次発送をしていきます。
数量は、12本入りと6本入りの2種類を準備しております。
贈答用だったり、家族だったり友人とバーベキューでだったり、様々なシーンで食べていただけるのを楽しみにしております。
当農園のとうもろこしは、毎年たくさんの方から購入していただいていて、とても好評の声をいただいております。
標高1300mを超える野辺山高原で育てたとうもろこしは、とっても甘くそれでいてジューシーな味わいとなっています。
ぜひ、この機会にご賞味あれ。
今年は、例年より数を絞って栽培しておりますので、とうもろこしの購入をお考えの方はなるべくお早めに。