みなさん、こんにちは!志方です。
今日の午前中はWBC一色でしたね。4回で先制3ランを打たれたあと、なかなか点が取れなかった日本でしたが、その後吉田選手の同点3ラン、またリードされても山川選手の犠牲フライで最後は不調だった村上選手のフェンス直撃のサヨナラヒット。
最後まであきらめない勝ちにこだわった試合で興奮しました。
WBCも日本は第1回、2回と優勝していたけど、それ以降は準決勝止まりだったから、今回も準決勝の壁は厚いのか...と思いましたが、それでも選手たちが逆転で勝利するのには心打たれました。
最終回、大谷選手の執念のヒットだったり、今大会イマイチ不調の村上選手があの場面で打席に立ってヒットを打つというのは、並々ならぬ精神力が必要です。どうしても、打てなかったらどうしようとか、逆に打ってやろうという力みを呼び込みやすい場面。
それを自制して、チャンスをモノにするのは、やはりプロのスポーツ選手である所以だと思います。村上選手に関しては、大半の日本人が今日手のひらをくるくる返したことでしょう!
あとは決勝戦を残すことになりました。優勝するところを見たいですね。
と、前置きが長くなってしまいましたが、今日はまたjogの話題について書きたいと思います。
jogはもっとも回数の多い練習メニュー
以前にも、jogの重要性については書きましたが、再度書くということはそれだけ重要だということです。
マラソンの練習にはいろいろ種類がありますが、主なメニューとしては、
jog、インターバル、ロング走、ペース走、LSD等々....
これだけたくさんの種類がある中、年間のおよそ3分の2という大半のメニューがjogになります。
ざっくり、年間約200日はjogという多さ。(レベルによって変わります。)
それだけ数をこなすメニューだから、毎回適当にやっていたら強くはなれないのは当然で、自分の過去を踏まえて重要性をお伝えしたいと思います。
jogによって走れなくなった過去
ちょっと大げさなんですけど、僕が走れなくなった原因の根っこの部分はjogだと思っています。
というのも、高校ではjog主体のメニューで、集団jogだったからペースも速く、4'00"/kmで入って後半3'20"/kmまでペースが上がるビルドアップのようなjogが基本でした。
そのようなjogを毎日やってきたからこそ、おどろくほど少ないポイント練習でも、全国の強豪と渡り合える体になってました。
高校を卒業して大学に入るとjogは基本フリーで、時間も距離もペースも自分で決めてやることになりました。
これはめっちゃ戸惑いましたし、高校時代の反動からか、ゆっくりのjogをしていても怒られないので、大学で質の上がった練習の疲労からかjogはゆっくり走ることばかりしていました。
それでも走る距離をある程度確保していればよかったんですけど、当時はなぜか距離を走りすぎると腰が落ちたフォームになり、スピードが出せなくなるみたいな考えがあったので、60分以上走らないという謎のこだわりを続けていました。
当然、他にも原因はあったんですけど、走れなくなった原因で思い当たることの一つがこのjogの少なさだったのかなと思っています。
大2の時に合宿の時に走る距離を増やしたのですが、いきなり増やしたのがいけなかったのか、そこでもケガをしてしまい、jogを増やしてしまうとケガに繋がってしまうと、jogは60分というこだわりに拍車をかけました。
結局60分jogを守ったところでケガが減ったわけではなく、年2回程度ケガをするのが恒例となってしまっていました。
jogが少ないことで、
走れる体ができない→ポイント練習やロング走でケガをする→さらに体が弱くなる→パフォーマンス下がる&ケガもしてしまう
走れなくなってしまっても、jogについては考えもしませんでした。そこが自分の愚かだった部分だなと今では思います。
それなりのスピードと昔の走れた感覚が多少残っていたりしていたので、大2のころはそれなりに走れていましたが、どんどん土台が小さくなってしまっていたので、学年が上がるにつれて走れなくなっていました。
jogを見直した結果
社会人2年目の11月にようやく、jogについて考え直しました。
実は大学4年のころから、60分jogってキロ5でも12kmだし、疲労でたぶんキロ5でなんか走れてないから、10~11kmしか走ってないと内心は思っていましたが、それを改善する気にまでなりませんでした。
ここで、改善していればまた結果は違ったのかなと思うのですが、ここで変えれなかったのが自分の弱さですね。
いよいよ自分の走れなさに嫌気がさして、社会人2年目の11月は辞意を伝えたタイミングでもあり、ふっきれたのか今までのやり方をガラリと変えました。(遅いけど)
60分jog→80分jogに変えたこともあり、+3~4km増えるようになりました。
それだけが理由じゃないですけど、そのあとはそれまでの不調がウソのように走れるようになって、ただの1度も付いていくことができなかった練習も付いていけるようになりました。
これらの経験から、jogの重要性は自分の中で確固たるものとなり、今日のブログでもjogの重要性を語っているのです。
jogを増やすときの注意点
でも、ただやみくもにjogを増やせばいいってもんじゃなくて、増やした分は当然疲労となって残ります。
増やすときもある程度の慎重さが必要で、僕も増やすときは今までのjogより2km程度増やすようにしています。
増やすとしたら、月間走行距離を前月の1.2倍までにしておくとも言われているので、200km/月の方だと+40kmまでにします。ということは、1週間あたり大体+10kmなので1回あたりの距離を増やせる量は、2km~3kmぐらいまでになります。(練習頻度によります)
なんで、1.2倍なのかはよくわからないですが、その程度なら安全に増やせますよということです。実際に2kmぐらいなら増やしたとしても精神的にもつらくないですもんね。
距離を無事に増やせたとしても、1ヵ月やってさらに増やすのはちょっと待ってほしいです。年齢が若ければそうでもないのですが、疲労というのはあとになってやってきます。
1ヵ月間何事もなく距離を増やせたとしても、翌月にその疲労がどっと出て走れなくなるということもあります。距離を増やすもとに戻すの"行ったり来たり"を繰り返しながら、少しづつ増やすようにしましょう。
僕はようやく16~18kmのjogが当たり前になってくるようになりました。
jogのペース
僕はそこまできっちりペースについては考えていませんが、ゆっくりダラダラ走るよりある程度のペースで走るように心がけてます。
ゆっくり走りすぎると、走るときに意識したい体の部位にあまり意識がいきづらい感じがあります。学生のころとかは腰が落ちてどこも意識ができてないんじゃないかっていうjogだったように思います。(結局腰を落とすことになってしまっている。)
そうならないように、今はある程度のペースで(4'30"~4'00"/km)で走るようにしています。ゆっくり走るよりふくらはぎの疲労も少なく、スピードを出す感覚に近い走りがjogでできているので、ある程度のスピードは必要かなと思ってます。
様々な種類のjog
jogも様々なjogがあります。
ペースの速いjog、疲労抜き目的のゆっくりのjog、距離を伸ばすけどゆっくりのjog、距離は長いけど速いjog
様々な状態や目的に応じて、jogは変えるべきです。決して毎日疲労抜きのjogなんかしては、いつまで経っても強くはなれません。過去の自分がいってます(笑)
どのようなjogをするかが、われわれランナーのそれぞれのカラーを出すところです。他人とは違うjogをすることで相手と差をつけることもできます。
まとめ
jogの重要性はいろいろな方が、いろんな場所で発信されているのでご存知だと思います。
どんなポイント練習をしているかというのは、われわれランナーの気になるところではありますが、それと同じあるいはそれ以上に、普段どのようなjogをしているかというのも重要です。
jogを制するものはマラソンを制すとは言いすぎですが、よりよいポイント練習をするにも土台であるjogがとても重要です。jogは基礎構築なので決してテキトーにやるのではなく、目的に応じたjogをするように心がけましょう。
それでは!
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