みなさん、こんにちは。志方です。
TwitterやInstagramで報告させていただきましたが、先週の日曜日に大阪で行われた淀川マラソン2022で優勝しました。タイムは2時間33分32秒と一応セカンドベストのタイムでした。
今日はその時の様子や大会までの様子について書いていきたいと思います。
淀川マラソン2022とは

正式名称は
淀川マラソン2022 有森裕子ハート・オブ・ゴールド支援 学校法人常翔学園100周年特別協賛
実はこんなに長い名称だったんですね。
3/6にも淀川マラソンは開催されていて、それは間寛平さんがゲストで主催の中にも吉本興業さんが入っています。
そして3/27の淀川マラソンは川内優輝さんがゲストランナーで川内さんも2時間19分台でペース走しますと公言されてます。(さすがプロですね。)
淀川マラソンはこうやって定期的に開催されていて、今のご時世でも様々な対策をされて開催されています。大きい大会ではないですが、親しみやすい大会となっているので、初心者の方でも気軽に参加できるかと思います。
今大会は有森裕子さんもいらしていて、声を枯らせながらずっとランナーに声援を送っていました。レジェンドから応援していただけるのはとてもよかったです。
出場に至った経緯
僕はもともと2月に行われる予定だった湘南国際マラソンに出場する予定でした。それが、1月下旬に中止となり、出場するマラソン大会がなくなってしまい、せっかく練習してきたんだからどこかに出ようかなと思ってネットで調べたところ、この淀川マラソン2022が目に留まりました。
帰省のタイミングだったのと、河川敷だと中止の可能性は低いのではということでエントリーしました。正直、帰省のタイミングというのは気持ち的に実家にいると走る気にならなくなってしまうのでどうかなと思いましたが、逆に大きい大会でもなかったのでリラックスモードで大会を迎えた場合にどうレースに影響するのかというのを試すいい機会だと思うようにしました。
いろいろなタイミングが合ったのでこの大会にしたという感じですね。
大会まで
大会までの期間はこのHP上のブログで記載している通り、2月中旬から左脚のハムストリングスを痛めていて、強めの強度の練習いわゆるポイント練習をほとんど行えず、やったのは、1週間前に20㎞を3'40"/km切りと3日前に刺激の5000m3'20"/kmの2回だけでした。
あとはjogでした。それも痛い日もあったりしたので、距離も減らしていたり、痛めた直後は5日ほど走らなかったりとこの1ヵ月は走ってないわけではないんだけど、ちゃんと練習はしていないという状態でした。
そのわりに食事だけはいつも通りとっていたので、大会前は多少太った感じがありました(笑)
なので、レース前はどのぐらいのペースで行くのか悩みました。万全の状態であれば、3'30"/kmとかでいって、後半上げていき2時間25分に近づけるようにしたかったのですが、距離走自体も1月に35㎞をやった以来していなかったので、確実に自己ベストを出せるように3'35”/kmで行って後半上げるプランにしました。
まさかのトラブル AブロックからIブロックスタートへ
今大会のナンバーカードは郵送で送られるものだったのですが、僕が家を出発したあとに到着すると連絡がありました。すかさず本部へ連絡して、実家の方に送ってもらおうとしたのですが、すでに発送の手配をしてしまったとのこと、じゃあ、家で義両親に受け取ってもらい実家の方に送ってもらうかと考えたのですが、当日、再発行受付をすればナンバーカードを受け取れるとのこと。
義両親に発送してもらう手間をかけさせたくなかったので、現地で再発行してもらうようお願いしました。
当日、現地に着いて予定通りナンバーカードを再発行しにいくと、渡されたゼッケンにAではなくIの文字が...。これってもしかしてスタートグループがIってこと?
再発行すると、スタートグループが問答無用でIグループになってしまうみたいで事前に連絡してようが関係はなかったみたいです。(そのような記載も電話での説明もありませんでした。)
ブロックごとのスタートは1分置きにされて、Aがスタートしたらその1分後にBがスタートするというシステムだったので、IとなるとAがスタートしてから8分後にスタートすることになります。これは2時間20分の前半ぐらいで走らないと先頭には追い付けません。
まじかーと思いましたが、どうしようもないのでIからのスタートということを受け入れて、タイムを出すかと気持ちを切り替えました。もう今日は距離走やなと。
幸いにも、この大会はグロスタイムではなくネットタイムで順位がつくみたいなので、最初から独走となりますが、自分で頑張れば上位になれるということでした。こうなったら、スタートは最後だけど優勝を狙ってみるかと気持ちを切り替えました。
ついに淀川マラソン2022スタート

9時ちょうどに号砲が鳴りました。
僕はIグループでしたので、遠すぎてピストルの音は聞こえませんでした。
係りの人がグループごとに配置されていて、時間になればグループの集団を移動させていました。徐々に前に進む集団。
ようやくIグループがスタートラインにつき、ようやくスタート。

ここのコースはまずは北東に3㎞で折り返し、またスタートゴール地点を通過して反対方向に7.5㎞行って折り返してスタートゴール地点に帰ってくるというのを2周するコースでした。
もう最初から誰かについてとかはありません。とりあえず自分のペースで前に突き進むだけでした。さすがに前を走っている人たちに追いついてしまいそれを避けながら走りましたが、完全に足を止めなければいけないということはなく、縫いながらでも前に進むことができました。
それでもこの河川敷の道幅でこの人数なので、折り返しのランナーが来ると左側に人が密集して走れなくなるので、良くはないですが、真ん中あたりで抜いていっていました。(結構あぶないのはわかってるんだけど...)
スタートしてから予定通り3'35"/kmぺースで、速くなっても3'30"/kmは切らないように自分をコントロールさせていました。ガーミンをみて3'30"/kmを切っていたらペースを落ち着かすようにしてオーバーペースにだけはしないように注意していました。
折り返して、スタートゴール地点を通過後、反対側のコースを走り始めると、すぐに芝生ゾーンになりました。ここが前日の雨で路面が濡れていて、7㎞過ぎに横滑りして転倒してしまいました。谷口さんみたいにこけちゃいましたと終わったら言おうかなとその時は思いましたが、すぐに頭から消えレースに集中しました。
12㎞までは3'30"/kmを切らずにいい感じで来ていましたが、ここから前を抜いていくのが気持ちよかったのか13㎞から18㎞までは3'30"/kmを切ってしまいややオーバーペース気味になってしまいました。
13kmで折り返して、やや向かい風が気になりましたがまだまだ序盤だったということもあり、3'30"/kmを切ってもその時は問題ありませんでした。
いつも27㎞ぐらいでペースダウンが始まるので、逆算して18㎞で一つ目のジェルを投入。この時はメダリストのジェルを摂取しました。ドロッとした感じがありましたが、少し疲れていたのもあり、おいしく感じました。
ハーフ通過は1時間14分台ぐらい、このままペースが落ちなければ2時間30分を切れるペースでしたが、やはり練習不足のせいか、このペースを維持するのに力を使っている印象でこのまま持つかこの頃から不安になりました。
ハーフを通過してからずっとあった向かい風も感じるようになり、しかも強くなってないか?と思うぐらいしんどく感じ始めました。24㎞でまた折り返すので、ここで風向きが変わる!と思って折り返すとまた向かい風!!
しかもさっきよりもさらに強くなってる!?
勘弁してくれーと思いながら27㎞地点のスタートゴール地点を通過し、またあの芝生へ。
今度は前半と違い、たくさん人が通ったあとなので、ぬかるみがより激しくなっていて足が取られまくりました。このあたりから、ペースを落とさないと持たないと感じ、意図的にペースを落としました。
そして相も変わらずの強風で体力をゴッソリ削られ、予定してたペースも練習不足だったからか、オーバーペースということも感じはじめ30㎞過ぎからはかなり地獄でした。
またこんな思いするのか~と富士山マラソンと同じような状況はまた起こっていて、同じ失敗をしてしまったとまた後悔していました。34㎞過ぎに最後の折り返しをして、36㎞で一回立ち止まりました。このあたりで辞めたい、途中棄権したいと頭の中を駆け巡りました。
それでも今回はあまり止まらないようにしよう。前回よりは進歩したいと思い、なんとかゆっくりでも走り出しました。
38㎞と39㎞で少し歩きましたが、富士山マラソンの時よりは歩かないようにしました。
遅くてもなんとか走り続けろと自分の中で言い続けながら、前を見るとゴール地点が見えてきました。ここで渾身のラストスパート。人生で一番遅いラストスパートだったと思います。それでもゴールした瞬間は辞めなくてよかったと安心しました。
ゴールしてから、係りの方の様子が慌てているような感じで「Iブロックですか?タイムは?」と聞かれたのでガーミンの表示しているタイムを答えると「写真いいですか? 暫定ですが、優勝なので」
歩きましたし、後半の落ち込みもひどかったので優勝はないと思っていましたが、ここで初めて優勝したのかもと思えることができました。
タイムも出なかったけど、どんな形であれ優勝ができたのは久しぶりということもあり、素直にうれしかったです。さすがに疲れ切りましたが...。

無事に優勝して

練習不足もありましたし、Iブロックでスタートしたので、まさか優勝するとは思いませんでしたが、優勝できてよかったです。
そもそも練習不足になったのは練習のスピードの上げすぎでしたので、今後はそこに気をつけて練習をしていきたいですね。
今回この大会に向けて、いろいろな方に支えていただいてスタートラインに立つことができました。ケガをした当初は欠場も考えたくらいだったので、無事にスタートラインに立ててさらに優勝することができたのはいろいろな方のおかげでした。ありがとうございます。
そしてこのご時世の中でも開催してくださった大会関係者の方々に感謝をしたいと思います。
そして今日で3日が経過しましたが、筋肉痛がひどすぎてまだ走れません。もう少し休んで次は野辺山ウルトラマラソンなので、そこに向けて練習していきたいと思います。
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
それでは!