ランニング

野辺山ウルトラマラソン100㎞を完走したシカタ ~前編~

5月 27, 2022

みなさん、こんにちは! 志方です。

5/22(日)に行われた第28回星の郷八ヶ岳野辺山高原100㎞ウルトラマラソンに出場してきました。

結果は

8時間19分39秒 第2位 

でした。

いや~こんないい順位を取れるとは走る前までは思ってもみませんでした。100㎞のレースに出場するのは初めてですし、特にこの野辺山の100㎞はどのウルトラマラソンよりも過酷なコースと言われています。

地元とは言え、さすがに経験0の自分が良い順位をましてはトップ争いをするなんて、毛ほどにも思いませんでした。

いざゴールをしてみて一時はトップに立ったということもあり、2位という素晴らしい結果でしたが、それでも悔しいという気持ちが強かったです。

そんな複雑な気持ちで終えたレースでしたので、今日からレースの模様を3部作で書いていこうと思います。ぜひ読んでいっていただけたら嬉しいです。

起床からスタートまで

大会当日、スタートは早朝5時でしたので、起床は朝2時でした。

起きてからすぐ朝食を食べました。朝食の内容は

  • パスタ
  • おにぎり3個
  • 団子
  • オレンジジュース
  • レッドブル

食べるものは炭水化物ばかりにしました。かなりエネルギーを摂取したつもりです。前日の夜も似たような内容で(レッドブルとオレンジジュースは飲んでない)、夜から朝に炭水化物をたくさん取りました。

食事を済ませたら、次は大会出場条件である陰性証明を取得するために、抗原検査を行いました。

無事に陰性を確認して、所定の方法で写真を送信しました。

3時50分ごろに家を出発しました。スタート地点が家から近いっていいねと改めて思いました。スタート地点は車がいっぱいで、どこにも止められないんじゃないかというぐらいごった返しています。こんな小さな村でこんな光景は初めてでした。

天気は早朝3時までは雨が降っていましたが、4時には止んでいました。

スタート前の受付を済ませてスタートの時間まで近くで待機しました。

スタート前は笑顔も見え、元気そうだったが...

スタート15分前の4時45分になり、スタート地点に並ぶことに。ウルトラマラソンはフルマラソンと違って、少しのことじゃタイムに影響しないので、スタートに並ぶのにもそんなにガツガツしてなくてよかったです。後からいってもそれなりに前の方に並ぶことができました。

そんなこんなで、いつの間にやらスタートの時間に。フルマラソンやハーフ、駅伝、トラックとは違って、最初から速いペースで行くわけではないので、特に緊張をするわけでもなく、いまから100㎞走るんか...。と考えることもなく、少しお祭り気分でスタートしていきました。

スタート~10㎞

スタートしてから前の方に並んだとはいえ、それでも前にたくさん人がいたので、一気に前に行くことなく道幅が広くなってから、徐々にポジションを前に進めました。

予定では5'00"/kmを切るぐらいのペースで終盤まで行くというプランで行きましたが、やはりレースの独特の雰囲気で4'40"/kmくらいのペースでレースは進みました。

それでも先頭はもうすでに見えなくなっていて、自分が今何番で走っているのかもわかりないぐらい、前はどんどん行ってしまいました。

最初の5kmはおそらく50番目ぐらいで通過したと思います。

それでも100㎞という長い道のりなので、焦らず最後に前の方に行けば良いと自分に言い聞かせ、マイペースを貫きました。

5kmまでは比較的平坦が多いですが、6㎞あたりから緩やかな上りが始まり、14㎞ぐらいまで上りが続きます。この間平坦はほぼ無しのいきなりキツイコースとなっています。

僕は上りに苦手意識がそんなにないので、ここから少しづつ順位を上げていこうと上りもペースを落とさずに走りました。ペースを落とさないだけでもどんどん人を抜いていき、だんだん楽しくなってきました。

それでも、力まずリラックスを合言葉に腕の力は常に抜いていくように意識しました。

9㎞ぐらいでアスファルトの道が終わり、砂利道が始まりました。ここから野辺山ウルトラマラソンの真骨頂です。

10㎞の通過は47分16秒で予定よりも速いペース。それでも先頭は全然見えていませんでした。

10㎞~林道のはじまり~20㎞

10㎞を過ぎるとさらに傾斜がキツくなり、さすがにペースは落ちました。それもキツイ傾斜が3㎞程続くので、ここでまずメンタルをやられる人も多いのではないかと思います。

12㎞でエイドがありましたが、ここはスルー。天気もスタートは曇っていましたが、山の中に来ると霧の中に入った感じで、少し肌寒かったです。そのおかげかエイドに寄らなくても大丈夫でした。自分で装備したリュックには水に溶かしたメダリストとジェルは携帯していたので、前半はエイドに寄る必要がなかったのです。

14㎞付近でようやく上りが終わり、ここから細かいアップダウンを繰り返したのち、このコースの最高地点である標高1900mに向かって上っていきます。

ホッとするのも束の間というのはこのことですね。でも僕は上りが苦手ではないのでスイスイと上っていき、逆にここでどんどん人を抜いていきます。ペースもフルマラソンよりも遅く行けるので、上りで力を使っているような感じはなく、ジョギングのような気分で走っていきます。

最高地点に到達したのは大体1時間27分ごろで、スタートからは18㎞ぐらいのところでした。ここから一旦1500mほどまで多少の上りがありながらも下りきります。

ここで初めてジェルで糖分を補給。体は余裕がありましたが、後半に体が止まらないように定期的にジェルを補給していきます。前半はメダリストのジェルで補給していきます。

こういった補給をすることで糖分を摂取するのはもちろんのこと、気分転換にもなるので長丁場のレースでは、こういう補給は大事です。今回は15㎞から10㎞毎に補給していきました。

20㎞~35㎞稲子湯エイド

最高地点から一変して今度は下りメインになって、ここで周りの人は一気にペースを上げていきます。

僕はというともともと、100㎞という長丁場で下りをぶっ飛ばすと後半に絶対響くと思っていたので、ここもマイペースに、ペースを維持する感じで走りました。

というよりも、上りより下りの方が苦手意識があるのでペースは上げられませんでした。

下りでペースを抑えていると、ものすごい勢いで後ろから追い抜いていく人がいて、下りで離されたなーと思って、次上りになって走っているとその人に追いついて、そして引き離して、また下りになって追い抜かれてというのを3回くらい繰り返していくうちにだんだん

もうチョロチョロせんといてーーーー

と言いたくなりそうでした(笑)

その方は23㎞のエイドでトイレに寄ったので、その隙に逃げることにしました(笑)当然このエイドもスルーです。

ここで少し霧雨が降ってきて少し気分的に萎えましたが、体は余裕たっぷりだったので、どんどん進みます。そしてまた別の人に上りで追いつき、下りになるとまた前に出られるという先ほどのデジャブ(笑)

後ろからその人を見た感じ、かなり筋肉質で、ウェアも他のランナーと違っていたので、この人はトレイルランナーだと思いました。でも上りでは負けません。上りの度に抜いて引き離しますが、下りで結局追い抜かれます。

もうチョロチョロせんといてーーー(2回目)

と思いましたが、30㎞付近で引き離すことに成功。ようやく自分の走りに集中できます。

そうこうしているうちにジェルも補給し、35㎞の稲子湯のエイドに到着。

当然ここもジェルのごみだけを捨て、菓子パンがずらっと並んでいるテーブルを横目にスルーしていきました。

今回はここで終了です。次回は38㎞から続く、下りのオンパレードに足も大ダメージ?順位も大幅変動の中盤です。ぜひまた見てね。

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