富士山マラソンを完走したシカタ~後編~

みなさん、こんにちは。志方です。

富士山マラソンの後編になります。

目次

富士山マラソンを完走したシカタ ~前編~

みなさん、こんにちは。志方です。 11/27(日)に僕自身今シーズン初戦となる富士山マラソンが開催されました。 結果は 2時間29分43秒 総合3位 (年代別1位) ようやくサブ2…

激坂から30kmまで

富士山マラソン公式HPより

激坂までタイムは1分程度遅いながらも、昨年と同じような展開で来てしまい、昨年の失敗を活かせてなかったのでは?と不安になりましたが、そこからのレースが昨年と違いました。

昨年は上りきったあとも、ペースを上げようと無理をしながら走ってしまい、26km付近で「これ以上はペース上げられないな」と思ってそこからペースダウンしてしまいましたが、今年は上り切ってからはペースは多少落ちても良いから、30km以降ペースを落とさないように、歩かないようにというのをずっと考えて走りました。

3'40"/kmはかからないようにいきながらも、3'30"/kmは切らないような感じでラップを刻んでいきました。(特にタイムは意識していないです。ペースを上げないようにしたというだけです。)

そうすると、先頭争いをしていた人たちがぽろぽろと落ち始めていて27kmあたりから、何人か抜かすことができコース的にもキツイところでしたが、気持ち的には元気でした。昨年は30km以降にボロボロと抜かれていったので、そこは昨年と違う状況です。

28km付近のカーブを曲がると今度はスタートゴール地点に向かうので、今までとは逆方向に走ることになります。それまでやや向かい風だったので、ここで追い風になる!と期待していたら、まさかの昨年同様、逆方向になってもまた向かい風でした(笑)

昨年は、余裕もなかったのでこの向かい風は精神的にガッツリダメージを与えられましたが、今回は余裕もあったので"昨年と同じかい!"ぐらいの気持ちで立ち向かうことができました。(あと風自体もそこまで強くなかった)

30km手前でTwitterランナー界で有名な"ますを"さんに追いつくことができ

志方「ますをさんですか!?」

ますをさん「あ、誰が追いついてくるのかと思ってましたが、志方さんでしたか。納得です。」

志方「このコースやばいですよね?」

ますをさん「もう自分は終わりました。前の2人(くれいじーかろくん、兒玉さん)はもうずっと先に行っちゃいました。僕は一時トップを走れたので夢を見させてもらいましたが、もう無理です。先にどうぞ」

わざわざレース中に話しかけるか迷いましたが、喋りかけてしまいました(-_-;)

それでもますをさんとは一度話してみたかったですし、ますをさんから返事してもらえたのでうれしかったです。

それとここで自分が3位に上がったことを知りました。ですが、実は僕ももうペースアップは見込めない状態。何とかペースダウンをしないようにしていますが、いつ糸が切れるかという状態の中、30kmを通過しました。

それでも昨年に比べると余裕はまだありました。

魔の30km~フィニッシュまで

ここからは前が全然見えず、後ろもだいぶ小さく見えてるぐらいだったので、完全なる独走ではあったのですが、3位にいるというのを知ってしまってから順位を守らなければという意識が強くなりました。後ろを振り返る回数がかなり増えてしまい、少し恐怖心もありました。

それって、自分に余裕が無くなっているからなんですよね。自分と同じように相手もキツイはずなのに、自分の方が余裕がないんじゃないのか、ペースが落ちているんじゃないのかと思っちゃうんですよね。

ペースはなんとか3'35"/kmをキープしながら、22kmにあった激坂を今度は下っていきます。若干この辺で疲労からか目がチカチカしながらも、なんとか給水ドリンクで誤魔化し、下っていきます。

昨年はもうこの下りの前にペースダウンしていたので、下りは攻めて走りましたが(そこで足終わった)、今回はペースをキープできているので、気持ち的にはゆっくり目に走るようにしました。

ここからが富士山マラソンの一番きついところで、上りと西湖の周りで追い込みながら、下りで身体を痛みつけているので、下りきったあとは今までの自分とは別人のようにきつくなります。

昨年もこの36km付近で歩き始めたのを覚えています。

今年はそれほどではなくても、さすがにキツイ。歩きたくなる気持ちはずっとありました。それでも鬼滅の刃の最終決戦で善逸のシーンをずっと思い浮かべながら、足をひたすら動かしました。

感想】鬼滅の刃 198話【WJ16】 - 積まずにはいられない
鬼滅の刃23巻より

37km付近で妻と義両親の応援もあり、元気をもらいながら(声援にはキツ過ぎて応えれなかった)、ペースが落ちないようになんとか粘ります。

きつくても後半ペース上げられる人とか尊敬しますね。もう落ちないようにするか、落ちても最小限に食い止めるしかできず、このあたりで3'40"/kmを超え始めました。

残り5kmで2゜12'というタイマーが見えたので、あと17分台で5km行ける余裕は無いから、またサブ2.5は無理そうやなーと思いながら(たぶん見間違いか勘違い)、順位確保の為にひたすら耐え続けました。

もう辞めれたらどんだけ楽なんだろうとか考えながら、それでもペースはそこまで落ちてなかったから、あともう少しもう少しと言い聞かせて、やっとラスト1kmの看板が...。

このラスト1kmはキツイけど、動かさないと、でもゴールは近いといういろいろな感情が混ざります。歩けば楽なんだけど、歩けないしスピード上げるとキツイのは当然だけど、速く走れば終われるというような感じで。

ようやく、ゴールが見え(寸前までゴール地点見えないから精神的にキツイ)タイマーを見ると2゜29'台の文字が...。

渾身の力を振り絞ってスパートをしてゴール!!

結果は2゜29'43" 総合3位

後ろの掲示板のタイム映らなかった。

タイムはもう少し欲しかったけど、順位に関しては有名なランナーが多数出ていたので、その中で3位というのは大満足です。

そして、瀬古さんと1年ぶりのご対面。

お前、今どこで何してるの?と聞かれ、頑張って走れというようなことを言っていただき、昨年は叱咤をいただきましたが、今年は順位がよかったからなのか、やさしい口調でエールをいただきました。

しかし、2年連続で瀬古さんの前で座り込むという失態を犯してしまったので、次回こそは座らずにゴール後の談話に臨みたいと思います。これが来年の目標ですね(笑)

まとめ

今回の富士山マラソンの最大の目標は"歩かないこと"でした。

それについては無事達成できました。しかし、タイムはもうちょっといきたかったなという思いがあります。優勝したくれいじーかろ君でも2゜23'台だったのと、2位だった兒玉さんが2゜25’台だったことを考えると条件が悪かったのかなと思いました。(自分では良い気象条件だった気もする。)

昨年より、タイムが4分ほど良いのは完全に歩いたか歩かずに走ったかの違いだけなので、進歩はしたけど、練習の割にはという感じがします。

でも、一気にタイムを短縮するとその後がしんどかったりするので、地道にやっていくしかないですね。

次は東京マラソンなので、それまでまた練習をして今回より良いタイムで走りたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

それでは!

Follow me!

富士山マラソンを完走したシカタ~後編~” に対して1件のコメントがあります。

  1. かずまぁ より:

    前編後編楽しく読ませていただきました。
    走行中のいろいろな心境、サブ5目標の市民ランナーにもいろいろ感じることがあり、私もブログに書きとめてます(^。^)
    一度、エフヨコマラソンでご一緒させていただいて、来年もdelightとして、久しぶりに出走予定で計画中です。今年は野辺山のとうもろこし注文しましたが、とても美味しかったので来年も注文しますね。白菜も美味しそうですね( ^ω^ )
    それでは東京マラソン頑張ってください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です