コーチング ランニング

レースに向けての心構え

1月 17, 2022

みなさん、こんにちは。 志方です。

年末年始の主要な駅伝大会も残し、多くの選手はこれから来シーズンに向けて冬季練習に入るんではないでしょうか。

また一方で、コロナで大会中止の心配がありますが、マラソンに出られる方はこれからシーズン本番というところではないでしょうか。

今日は僕自身がレース前にどういった気持ちでレースに臨んでいたか、

またどういった時は力を発揮できずダメな時だったのかを書きたいと思いますので

ぜひ最後まで読んでいただけるとうれしいです。

僕の場合

競技をやっていると当然、結果が良かった時と悪かった時がありますが、

その中でも精神的な状態によって成績の良し悪しというのはあります。

ここでは身体の状態は置いておきまして振り返っていきたいと思います。

悪かった時

悪かった時を振り返ると、中学の時の全中、高校の1,2年生のころの全国高校駅伝になります。

その3レース全て言えるのが、優勝を目指していたということです。

その気持ちの反面、レース前の練習段階からなかなか調子が上がらず焦っていました。

さらに中学の全中では初めての全国大会ということもあり、レース前からとても緊張していました。

前日から寝れなかったのを思い出します。

高校駅伝では、チームとして優勝を目指していましたし、個人としても良い成績を残すつもりでいました。

でも結果はどれも自分の望んだものとは違う結果となりました。

気持ちで優勝を目指しているのになんで自分の思うような走りができないのか。と思いになると思います。

僕の場合、レースでの高い目標を掲げすぎると力みと焦りが出てくるのでしょう。

レース前に調子が上がらなかったり、レースでも大したペースでもないのに、いつもよりしんどかったり、

いつもと違う感覚に陥ります。

特に高校駅伝の時は、襷をもらった位置が自分の想定と違っていたので

前を追わないといけないという気持ちになり、焦って前半を走っているとペースも速くないのに

呼吸が荒れていて、後半失速というレースをしてしまいました。

良かった時

中学の時を振り返るとジュニアオリンピックと都道府県駅伝

高校を振り返ると高1インターハイ、高3の全国高校駅伝になります。

ジュニアオリンピックは、3位入賞と全中の優勝から下方修正してそれもあまり意識しないようにしました。

都道府県駅伝に関しては、区間順位とかは全く考えずに、ラスト1㎞を上げられるようなレースにしようと

心掛けていました。

ジュニアオリンピックは目標通りの3位で都道府県駅伝は2区区間賞と想定通りかそれ以上の成績でした。

全中の失敗もあったので、優勝というプレッシャーを自分にかけないようにしようとしていました。

また体調的にも良い状態だったので、やらないといけないという力みみたいなものはありませんでした。

次に高3の時の全国高校駅伝の話をしますと

この時は1年、2年と優勝狙いで焦って失速するということが続いていたのと県大会、近畿大会と

同じ県の須磨学園に負けていたこと(記念大会だったので近畿代表で全国高校駅伝に出場できた。)、3年連続の3区だったことだったことが良い方向にいきました。

1,2年で後半失速していたのと、同じ県の須磨学園に負けていたところから、優勝は厳しいと考え

もし自分のところでどんな順位で来ても、順位を最低1つだけ上げるというのを頭に入れて

自分の区間で何とかしようとしないというのを頭に強く入れておきました。

エースだからというのは全く考えずチームメイトを信用しました。

2年間、優勝狙いでしたがタスキをもらった順位が8位ぐらいで、"自分で優勝できるような位置まで持っていかねば!"

という焦りの気持ちが全面に出すぎていましたが、3年生の時は"入賞が目標、自分は1つだけ順位を上げればいい"

という意識の下、タスキをもらった順位が3位という、自分の中では8位ぐらいで貰っても大丈夫なように

シュミレーションをしていたので、3位となればもう力む必要もなく、とにかく自分の走りができるように集中しました。

結果は日本人トップで、当時の日本人最高記録だったのでした。

その時はここまでは狙ってなく、23分台で走れたらいいなと思っていただけです。

次は高1の全国インターハイです。

そもそも、1年生で5000mで出場すること自体珍しいことだったので、全国まで行けたこと自体万々歳でした。

さすがに予選は緊張しすぎて、動きも良くはなかったですが、奇跡的にプラス通過で決勝で行けました。

決勝に行けた時点で、最下位にならなければいいという気持ちで臨むと

余計な力み全くなく、ハイペースでもあまりきつくなかったです。さすがに3000m以降はきつかったですが

まさか8位入賞するとはおもいませんでした。

考察

ここまでのことを振り返ると

僕の場合はレース前に決める目標タイムや順位を高くしすぎないようにすることが

自分の走りができる一番の心構えだったんだなと思います。

自分で自分にプレッシャーをかけないという感じです。

僕自身、メンタルは強くはありません。

レースには基本的に真向から結果を出しに行こうとして出せたことはあまり無いと思います。

ほとんどが、予想より良かったという結果ばかりです。

基本的にメンタルが強い人がスポーツの世界では戦えるとされています。

自分はやれる!、この結果を出さなければいけない!やってやるぜ!!

こう思える人が結果を残しているような感じもします。

指導者もそういうマインドにするように指導します。

中にはメンタルは強くないけど、あえて強い言葉を言って、自分を奮い立たせるという人もいます。

それで結果を残していく人も何人か見てきました。

そうなると、自分で自分にプレッシャーをかけてそれに打ち勝てる人、メンタルが強い人しかスポーツの世界では

戦っていけないのかと思ってしまいます。

ですが、僕はそうだと思いません。

メンタルがどうあろうと、結果を残せば評価はされますし、メンタルが弱い人は結果を残せないのかというと

それも気持ちの持ち方次第だと思います。

メンタルが弱い人は、自分に厳しい状況だったり、プレッシャーをかかった時にめっちゃ力みます。

僕も常に肩こりしています。無意識に力みが出ていたりするみたいです。

そんな状態では良いパフォーマンスは出せません。

じゃあどうすればいいのか?

自分がどうすれば良いパフォーマンスを出せる状況を作りだせるかというのを考えなければいけません。

プレッシャーに弱いんだったら、自分にプレッシャーをかけないようにするだったり

力みが出るんだったら、リラックスできるように何か自分でおまじないのようなものをつくるなど

(ルーティンみたいなものをつくるのはこういった意味もあります。)

自分の性質というのを知るというのがとても大事になっていきます。

自分はメンタルが弱いからダメなんだと落ち込むのではなく

弱いけど、こう考えたら自分にプレッシャーを感じずにできるなど

真向から対策するのではなく、回避しながら立ち向かうということを考えるのがいいと思います。

ネットで見たことあるのは、メンタルが強いと思われる人は

例えば怒られたりした際は、怒られること自体どうでもいいと考えていて、怒られた本人は

趣味があるから仕事で怒られても、仕事より趣味が大事だから気にしないというような人だ。

というのを見たことがあります。

だから人間はみんな基本的にメンタルが強い弱いなんて関係なく、そのことに関して

どう感じ取るかということが大事なのだと思います。

意外とまともに聞いてメンタル的にも大丈夫という人はいないのかもしれないので

自分はメンタル弱いと思っている人は弱いとかではなく、そのことに関してまともに受けつけ過ぎなのかもしれません。

話を戻すと、大切なことは自分はどういった心理状態だとパフォーマンスが上がるかを知って

その状態にするにはどうすればいいのかというのを見つけて、それをレース前に実行すれということです。

まずは自分を知ること!自分を見つめなおしましょう。

まとめ

少し長くなりましたが、メンタルは強い方が良いというはその通りですが

何をもって強いとするかは案外わからないもので、自分の性質を知るというのが大事かなと思います。

弱いことを自覚しているのであれば、対策というかどういった心構えをしていけばいいのかというのを

自分の中で考えてみて、自分のパフォーマンスをいかに発揮できるかを試していってみてください。

捉え方次第でどうにでもなります!!

最後まで読んでいただきありがとうございます。

それでは!!

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