コーチング 日常生活

失敗は成功への近道

4月 4, 2023

みなさん、こんにちは!志方です。

元メジャーリーガーのイチローさんが、元プロ野球選手でオリンピック日本代表監督だった稲葉さんとの対談で、話をしていた内容で失敗について話されていました。

成功への近道なんてない、仮にあったとしてもそれで成功できたことは深みがない。失敗をしながら遠回りをしながら成功するのが一番の近道だ

これを聞いて、輝かしい成績を残したイチローさんでもたくさんの失敗をした末に勝ち取った栄光だったと知りました。

誰も失敗したくない

僕たちは、失敗をすごく恐れます。日常の生活から仕事からスポーツまで、ありとあらゆる場面で失敗しないように考えて行動します。

当然、些細なことから失敗しまくって他人に迷惑をかけるのは良くありません。ですが、それ以上に失敗した自分を見るのが嫌という感情があります。

僕もそうで、レースでも進路でも仕事でも。とにかく失敗したダメな自分を見るのが嫌で、失敗しないような道を選ぶようにしてきました。

そうやって失敗する機会もない人生で、動画内で言っているイチローさんの深みのない浅い成功しかできませんでした。

深みのない成功とは

失敗をあまりせずに成功することは、ほとんど考えもなしに成功できたことになります。だから再現性も低いし、自分じゃない人でも簡単にマネできてしまう程度の成功になります。

とくに自己成長という点で見ると、失敗するよりも失敗することなく成功した時はほとんど成長していないように感じます。

世の中の成功者は失敗の数も桁違い

僕から見て、成功者であったり憧れるような人というのは、ほとんどが尋常じゃない失敗をしてきています。それは単にチャレンジを数多くしてきているというのもあります。

失敗の数の多さが良いというわけではないですが、生きるのもギリギリだったり、いろんな人にすごく迷惑をかけた経験があったりする人ばかりです。

それでも、自分でなんとか這い上がり、その失敗の経験を活かして成功に結びつけています。

どれを失敗と感じるか

失敗と言っても、人によって違います。例えやすく5000mのレースでいうと、

自己記録15分ジャストの選手が14分台で走ることができれば、そのレースは成功と言えます。しかし、自己記録が13分台の選手が14分後半のタイムで走ると、それは失敗レースになります。

人によって、何が失敗かというのは違ってきますが、大事なのは失敗と感じる回数が多い人の方が良くて、さらにその失敗を次に活かそうと考えられることがその後の人生において大事になってきます。

長距離走における成功の注意点

成功するために失敗をたくさんした方が良いと書いてきましたが、成功するのにも注意するところがあります。

特に陸上競技全般でいえるのかもしれませんが、それはいきなりタイムが伸びたときです。

タイムを出すというのは、当然良いことなので、それは成功したことになるのですが、いきなり自己記録を何十秒も、何分も更新するというのは、結構危なかったりします。

というのも、失敗や試行錯誤を繰り返した先の大幅更新だとすれば良いことなのですが、いきなりポンと更新したときというのは、なんでここまで記録を更新できたのかというのが自分でもわかりません。

当日のコンディションやレース展開が良かったからぐらいの理由だと、再現するのが難しく、運任せになってしまいます。それだと日々の練習で何が良かったか、さらに上にいくのには何が足りないのか、などもわからなくなります。

僕も、大1年の5月に10000mで28分40秒を切ったのですが、正直そこまで走れる練習をしたつもりもなかったし、環境が変わって練習がより実践的になったぐらいしか、この記録を出せた理由というのはわからなかったです。

結局、これが勘違いに繋がったり、それよりもさらにレベルアップするのには何が必要かというのが考えられなくなりました。

その結果、どんどん走れなくなってしまい、その記録が生涯ベストになってしまいました。

当然、その記録を出すためにこれだけのことをやってきたとか、その記録を出すまでにさまざまな失敗を経てそれを改善して出した記録だとしたら、それをさらに良くするために新たに考えようとしますが、いきなりタイムを出しすぎてしまうと、自分を見失ってしまいます。

百聞は一見にしかず

百聞は一見にしかずという言葉がある通り、人からいくら聞いたとしても、自分が経験することには敵いません。

失敗しないようにこうしたほうが良いと聞いたとして、頭では分かったとしても、実際に失敗をしてみるとそこには失敗をしたときの感情が入ってきます。その感情が実に強烈で、二度と起こしたくないと思うこともあります。

そんな感情があるからこそ、同じことを繰り返さないように工夫や知恵を出します。

事業や、仕事にしても失敗をするからこそ、よりよいものにしていこうと業務改善をしていきます。それを繰り返すことによって、他にはない最高の仕事ができるものです。

さすがに戻ってこれないような失敗はしてはいけませんが、リカバリーができるような失敗はいくらでもやっても良いと思います。ただ同じ失敗は繰り返してはいけません。そこは改善しなければいけません。

失敗した先に成功があれば、その失敗は失敗ではない

最後に言いたいのは、失敗したとしても、その後成功をしてしまえば、その失敗も成功の一部ということになります。失敗したとしても、成功するまで挑み続ければ、その失敗も成功のために必要なことだったということです。

僕も過去の失敗を活かしていこうと思って今は生きています。いずれ、あの失敗も自分の人生に必要だったと言える日が来るように頑張っていきたいと思います。

今日はエラソーに語ってしまいましたが、この記事を見て失敗を恐れずにチャレンジする人が増えてくれたらうれしいです。

それでは!

シカタ

マラソン・ランニングのオンラインコーチングもやっています。(https://runfarmer-shikata.com/?page_id=17)コチラからお気軽にお問合せください。まであとTwitter,Instagramもやっています。

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