みなさん、こんにちは!志方です。
最近はコロナから始まり、ウクライナ戦争もあって物価の高騰が目立ちます。以前のような生活をしていても1.2~1.5倍くらいはコストが上がってるんじゃないかという気もします。
趣味でのマラソンも同様に、マラソン大会の参加費の高騰や厚底シューズの高価格帯、マラソン大会参加に際しての移動費、宿泊費の高騰など、以前のようなお手頃な価格でできるスポーツではなくなってきました。
今日は、最近のマラソンにかかる費用について、僕なりの意見を述べたいと思います。
マラソン・ランニングのオンラインコーチングもやっています。(https://runfarmer-shikata.com/?page_id=17)コチラからお気軽にお問合せください。まであとTwitter,Instagramもやっています。
大会参加費の高騰
マラソンブームというのが、2007年の第一回東京マラソンを開催されたのがきっかけでした。当時は5,000~7,000円が相場で、その中で東京マラソンは10,000円という5桁の大台に乗ったことで、衝撃だったみたいです。
それが、この前行われた東京マラソンでは23,300円なので、倍以上の値段になっています。他の大会でも10,000円越えは当たり前で、東京以外の都市型マラソンは20,000円に迫る勢いです。
昔に比べると、2回分の参加料を1回の大会で支払わなければいけないのは、単純に痛いですね。
参加費高騰の理由
大会側もただ値上げをしたわけではなくて、それ相応の理由があって料金の値上げに踏み切っています。
- 警備費がかなり増えた
- コロナ対策
- 興行中止保険の加入
これらの理由が主な値上げ理由になります。
警備の増額
警備費の増額ですが、2013年のボストンマラソンでの爆破テロの事件が関係しています。
ゴール付近で起こった爆破テロは、3名の死者を出し、282人の負傷者を出しています。この事件をきっかけに特に都市型マラソンはテロを警戒せざるを得なくなり、警備員をこれまで以上に増員をしなければいけなくなりました。
安全に大会を走るためには、仕方のないことなので、この部分の高騰は納得できます。
コロナ検査費用
次にコロナ対策ですが、コロナ検査費用で6,000円程度かかっているそうです。
正直、これに関しては対策をやってますアピールなのかなと思います。東京マラソンでもコロナ検査キットを参加者に配り、検査結果をアプリに登録しなければいけなくて、当然陽性だったら出場できなかったのですが、検査キットで表示された結果を写真に撮って送信するわけでもなく、ただ陰性か陽性かを選んで登録するだけでした。
これだと不正し放題というか、陰性という証明をすることもできないような検査をすること自体、意味のない行為に思えました。
真面目な方だったら、陽性がでてしまったら出場しないという選択をするかもしれませんが、東京まできて無症状の陽性で一体誰がDNSを選択するでしょうか。
こんな検査のために6,000円をかけるのもバカげてるので、コロナも落ち着いたことですし、ここは料金を見直してほしいです。
興行中止保険の加入
こちらもコロナ流行が発端にはなるのですが、この興行中止保険というのは、イベントが中止になったときの損害を補償するという保険です。
この保険に入ることで、もし中止になったりした場合に一部金額を返金できるようにしています。
大会を中止することで、準備をしたエイドでの飲料や食べ物もほとんどが無駄になりますし、それまでに費やした開催に向けての準備がすべて無駄になります。どういった事情かはわかりませんが、本来であれば大会中止となれば、返金をしないというのが当然でしたが、
コロナというイレギュラーな事態が起こったために、返金をしなければ批判が殺到するということで、こちらも仕方がなく保険に入らざるを得ないのかなと思います。
この保険がどれぐらいなのかはわかりませんが、料金に上乗せされてることが、最近では多いみたいです。
大会参加料に関して
コロナ検査費用に関しては、納得してないですが、それ以外の理由は仕方のないことかなと思います。
参加料が多少高くても、結局は需要と供給のバランスで、2万円以上払っても、東京の街中を走りたいと思うから、毎回とんでもない倍率になります。高いとは思いつつ、この料金ならと払って走っているのはわれわれ市民ランナーなので、本当に高いと心の底から思うのであれば、そっと身を引くべきなのかなと思います。
マラソンを走りたいのであれば、わざわざ東京じゃなくても他の地方都市もありますし、最悪河川敷でも走れます。でも東京じゃないといけない理由があるからお金を払って走ってるってことだと思うので、参加料に関してはもう受け入れるしかないのかなと思います。
参加人数が減って、東京でもいよいよ定員割れという事態になれば料金は下がりますが、世の中の商品がそうであるように、人気なものは値段が高いですよね。
「マラソン大会の参加費」が急騰する理由、コロナ後は2万円が当たり前に? | ニュース3面鏡 | ダイヤモンド・オンライン (diamond.jp)
(参考記事)
シューズの高騰について
今までのシューズの値段と言えば、だいたい15,000円前後でした。レーシングシューズとかで18,000円するかなというところで、20,000円までは行ってない値段でした。
それがナイキのヴェイパーフライを皮切りに、現在では厚底カーボンシューズが28,000円前後で販売されるまでになりました。
シューズも倍とまではいかなくても、今までに比べると1万円ぐらいの値段の上昇。
たしかにこれは、簡単に手を出せなくなる価格です。
ただ、これも先ほどのマラソン大会の参加費と一緒で、自己記録を更新するためだったら、28,000円を払うことを惜しまないという人が世の中にたくさんいるということです。
これが50,000円とかだと、自己記録更新のために5万かぁと思うかもしれませんが、28,000円前後なら多くの人が、3万弱で自己記録を更新できるんだと思います。
この最初の厚底カーボンシューズが、仮に18,000円で世の中に出回ったとしてもそこまでのインパクトはなかったはずです。
原価に近い値段で売ろうとしても、安すぎて効果ないんじゃないかと思って、誰も買わない栄養ドリンクと同じで、3万近くもするシューズだから記録が出るに違いないと思うはずです。
今となっては、ナイキとかはセールなどもやったりして、そのタイミングを狙って買う人もおり、みんながみんな高い値段で買うわけではないですが、シューズの値段の高騰も僕は仕方のないことなのかなと思います。
でも本音は、20,000~25,000円の間にしてほしいところですね。あとasicsのS4はちょっと高いと思います。(笑)
旅費交通費について
何気に痛いのが、大会参加にかかる交通宿泊費です。
遠い場所での開催ならば、その分交通費も高くなりますし、宿泊も前泊と後泊も考えなければなりません。
そして地味に宿泊費が高騰しています。今まで3,000円台で泊まれていたビジネスホテルも最近は5,000円台でしか泊まれなくなっていて、地味に痛いです。
単に、光熱費の高騰を受けて宿泊料の値上げをするしかないということだとは思いますが、全国旅行支援とかで、どうせ安く泊まれるからといって強気な価格設定にしてる感は否めないです。
これに関しては、世の中の情勢で変わると思うので、しばらくすれば落ち着くんじゃないかな~と楽観視しています。
そもそもスポーツできること自体が裕福なこと
これまでの通り、マラソンに出場するさまざまなところで値段が上がっていて、高級化していってるなという印象ですが、そもそもスポーツができること自体恵まれています。
世界を見渡せば、スポーツをすることを考えられない生活をしている人がたくさんいます。そんな中で、値段が上がったな~と言いつつランニングできること自体、幸せなことです。
大会の参加費が上がったとか、シューズの値段が高いとか、どうしても言ってしまいますが、大会主催者やスポーツメーカーはボランティアでやっているのではなく、営利目的でやっています。そうじゃないと当然持続していけません。
マラソン大会をただただ楽しんで走れるのも、主催者側のさまざまな準備、運行のおかげです。感謝しなければいけないとよく言われますが、こういうところまで考えて感謝できるようにしたいですね。
結局なにが言いたいかといいますと、人気が出れば当然、値段は上がります。それでも値段が高いと嘆くのであれば、大会のランクを下げたりして参加する。趣味で走っている以上は自分の経済状況に見合った付き合い方をするしかないということを言いたいです。
一つ、朗報ですが、近所の方がゴルフが趣味でよくやっているのですが、そんなに頻繁にゴルフに行ってお金かからないですかと聞いたところ、最近はゴルフ人気も下がってきていて、ゴルフ場の料金も下がってきているとのことでした。
このまま定員割れの状況が続いていけば、大会参加費は下がるかもしれませんね。
それでは!
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