
みなさん、こんにちは!志方です。
すごく久しぶりの更新となりました。お待たせしてしまいすみません。いろいろと自分の状況が変化していっていたので、落ち着いてブログを更新という風になりませんでした。
そんな中でも、志方くんのブログ読んでいるよと何人かの方に言っていただけて、こんな自分のブログでも読んでいただけているのかと思うと更新のし甲斐があるなとうれしくなりました。
新年度にもなりましたし、これから定期的に更新していけるよう頑張っていきますので、よろしくお願いします。
さて、タイトルにもあります通り、2月24日に行われた大阪マラソンに参加してきました。
結果は
2時間25分16秒
う~ん、なんとも言えない!!(笑)
今回はそのレースの様子を振り返っていきたいと思います。
マラソン・ランニングのオンラインコーチングをやっています。(https://runfarmer-shikata.com/?page_id=17)コチラからお気軽にお問合せください。あとX(旧Twitter),Instagramもやっています。
東京マラソンではなく大阪マラソンを選んだ理由

この時季に行われるマラソンのレースは、僕の年間スケジュール上、その年のメインレースとして出場します。
当然、記録が出やすいレースを選ぶわけですが、タイムがサブ2.5を切りはじめると、やはり出場者人数が多い東京か大阪を選ぶようになります。
出場者が多いと当然、自分の力に近いランナーが多くいるわけで、地方大会になるとそのレベルのランナーがいないわけではないのですが、少人数で上位グループの集団を形成することとなり、そこから離れてしまうとずっと1人旅ということになりかねません。
東京や大阪の規模となると集団からこぼれてしまったとしても、後ろからどんどんランナーが来るので何とかそれについていくことでペースを落とさずに済みますし、序盤から自分の走りたいと思うペースで走っているランナーがたくさんいるので、オーバーペースあるいは、スローペースでレースが進んでしまうことを防ぐことができます。
出場者が少ないとトップ集団に付いていくか、走りたいペースよりも遅いペースの集団で走るのどちらかの二択をするしかなくなるんですよね。
少し前提条件について長くなってしまいましたが、東京マラソンか大阪マラソンで迷うことになりました。
東京はコースを知ってしまっている

東京は過去2回走っています。だからどこできつくなるとかは大体わかってしまっていて、走る前から”あぁ、あそこできつくなるよね"って思いながらスタートするのもメンタル的に良くないのかなと思いました。
新鮮な気持ちというのも、ランナーにとっては大事だと思い、今回は自分の中で新しいコースとなる大阪マラソンを選ぶこととしました。
関西は高校まで過ごした地元でもありますし、大阪はトレーナースクールで半年間通った場所でもあり、自分の中で少し特別な思いもしていたので大阪を選びました。
気象条件

大阪を選んだのも、コースに対する考えだけでなく、気象条件もそのうちの一つでした。
僕の持論でタイムを出せる条件の気候は東京マラソンまでで、東京マラソンの翌週になると暑い場合が多くなります。
例年、名古屋ウィメンズは暑いことが多いのでそう思っています。
たしか、昔のびわ湖毎日マラソンは3月1週目か2週目の日曜日にやっていて、暑いか雨降って寒いかという気象条件に恵まれない大会だった印象でした。
富士通の鈴木健吾選手が日本記録を出した最後のびわ湖毎日マラソンは、2月28日開催だったので気象条件も曇りの10度行かないぐらいのマラソンを走るにはとても良い条件だったから、鈴木健吾選手だけでなく多くの選手があれだけの好記録が出たのではと思っています。
ということは、3月に入ると気象条件の当たりはずれが大きくなっていまうのに対し、2月開催だと気象条件がそこまで悪くならないということだと考え、3月2日開催の東京ではなく、2月24日開催である大阪の方が気象条件が良いと思い大阪を選びました。
結果的に、大阪は10度に届かないぐらいで途中雪が降ったり寒い中でしたが、暑いよりはマシ。逆に東京は20度を超えるような気温になったということもあって、東京を走られたランナーの方は苦労したのかなと思います。
東京だと準エリート、大阪だとエリート

エリートと準エリートだと何が違うのかと思いますが、大きく違うのはスタートするまでの優遇具合です。
トイレも人数に対してしっかり確保されていますし、ウォーミングアップ会場も用意されてます。(準エリートもウォーミングアップ会場は用意されているけど狭い)
スタートラインに並ぶのもスタート時間ギリギリで並びますし、試合に集中できる環境を用意していただけます。
あとは、スペシャルドリンクを設置できるというのも大きいです。僕は実業団時代はマラソンを走ったことが無かったので、スペシャルドリンクを置かせてもらったことも、作ったこともありませんでした。
スペシャルじゃなくても一般に用意されているゼネラルドリンクでことは足りる気はするのですが、紙コップだと口に飲み物がうまく入らないことに苦労していたので、ボトルで給水ができるスペシャルドリンクに多少の憧れを持っていました。
東京でエリートに入ろうと思えば、2時間17分ぐらいで走らないといけなくて、僕の2時間22分では準エリートになってしまいます。それに対して大阪だとエリートに入る標準タイムが2時間28分ということで、大阪だとほぼ確実にエリートになるだろうと思い、大阪にしました。
東京の準エリートでも記録を狙うのには十分なんですけどね。でもエリートの気分を味わってみたかったというのもあります。
スタートに並ぶまで

エリートだと前日受付はホテルの会場で行われていて、そこの一室でゼッケンナンバーの受け渡し、当日走るユニフォームや帽子、手袋、アームウォーマー等に入っているロゴの大きさが規定より大きくないかという確認がされました。
ロゴについてはすっかり忘れており、ユニフォームのロゴはデカデカとチーム名が載っているということで、ゼッケンで隠してもらえれば大丈夫と言っていただけて一安心しました。
この時にこれがエリートか...と実感しました(笑)
前日受付が終わり、宿に着いてから軽く10km程度ジョギングをした後、太平の湯という温泉施設が近かったので行くことにしました。
実は調子が上がっておらず、疲れが残っている感じがしていたのでこれはサウナと水風呂の交代浴をしないとと思っていました。
前日にサウナに入るのは結構勇気がいるかもしれませんが、水分をしっかりと摂れれば大丈夫です。特に冬のレースだと脱水の心配はそこまでないので、問題ありませんでした。
夕飯は定食屋の生姜焼き定食を食べましたが、まだ少しお腹が空いている感があったのでなか卯に行ってうどんを食べました。結構食べたと思います(笑)
22時過ぎに就寝し、翌朝は5時に起床。コンビニのおにぎりを3つ食べて宿を出発しました。
スペシャルドリンク受付

人生で初めてのスペシャルドリンクとなりましたが、こんな感じでとにかく目立たせることを意識して妻がボトルを作ってくれました。
ネコが手渡ししている風の写真でドリンクを渡してくれているよう(笑)
中身はMaurten Drink MIX320 にしました。知り合いの方に聞いたらMaurtenでいいよーといっていただけたのと、Maurtenだと特に他に混ぜなくてもそれだけで良いので(逆に混ぜるのは良くないらしい...)楽だと思い、これにしました。
10km、20km、25km、30km、35kmに置いてもらうようにしました。でも最初の10kmには置かずに最後の40kmに置けばよかったなとレース終わってから思いました。
エリートランナー専用エリアでレース前の準備

エリートランナーには専用のエリアが設けられていて、控室あり、ウォーミングアップ場あり、トイレも人数に対して十分に用意されていて、ストレスを感じることなくスタートの時間まで過ごすことができました。
意外とフルマラソン前なのに、どの選手もしっかりウォーミングアップするのだなと思いました。これから42kmも走るんだから軽めに済ませるのかなと思いきや割と普通にウォーミングアップを皆さんされてましたね。
日本人だけが真面目にアップしてるのかなと思いきや、海外の選手もしっかりウォーミングアップされてました。
普段通りに臨むのが一番だから、いつも通りウォーミングアップされてるんですね。僕なんかは調子もそこまで良くはなく、且つ足を使いたくなかったので、超スローペースのジョギングで特に時間や距離も決めることもなく他の選手を観察しながら、気が済んだら辞めるようにしました。
僕の場合は、ロング走をするときはウォーミングアップをいつもせずに走っていたので、逆にウォーミングアップすることの方が普段と違うことをしていることになるので、あまりしない方が良いと思いそこまで入念にはしませんでした。
時間も近づいてきて、いよいよスタートラインに整列するよう指示を受けスタートラインに並びました。
これがエリート。スタートだいたい5分(だったと思う)ほど前に並び、ほとんどじっと立ちっぱなしということもなく、号砲が鳴るのを待ちました。
スタート~10km

9時15分に号砲が鳴り、2024年度の本命フルマラソンがスタートしました。
スタートしてすぐに下りがはじまります。スタートしていきなり気持ちよくスピードに乗ることができますが、スピード出し過ぎには注意したいところ。
初めの1kmが速くなりすぎないように意識しながら、最初の1kmは3'20"。
3'20"/kmでいけるところまで行くというレースプランでしたので、この入りの1kmは丁度良いペース....。ではあったのですが、自分の中で調子の良し悪しを測るのに、抑えて走っているつもりで少しペースが速くなるというのが調子が良い証拠としているのですが、想定通りの入りということで、調子自体は普通ということなのかなとこの時に思いました。
しかし、その後の2km、3kmとで、3'23”でしたので、気を抜くと3'20"/kmは超えてしまいます。
ということで、実際は調子は悪いよりの普通ということでした。
3kmを過ぎると、自分にとって丁度良いペースで走っている集団が見つかりましたので、この集団で走っていこうと決めました。
5km通過は16'47"(ネットタイム16'42")とほぼ3'20"/kmペース。
10kmまではカーブが多いなと思いながらも3'20"/kmを切るペースで進んでいき、ペース的には良い感じで進んでいきました。ただ、自分の状態がそこまで良くないのか3'20"/km切るペースだとややしんどい感があり、序盤にして気を抜くと離れそうな気さえしていました。
10km通過は33'14"(間5km16'27")と3'20"/kmを切るペースになってきました。
10km~ハーフ通過まで

御堂筋で10kmを通過し、割とこのあたりから少しキツイ感じがしていました。
付いていけるんだけど、ちょっと無理をしているから後半に響きそう...
そんな状態で進んでいっていました。
10kmでスペシャルドリンクを無事に取ることができました。人生で初のスペシャルドリンク。やっぱりボトルで口にドリンクが入っていきやすいので、うまく補給することができました。
昨年の2月から7月によく通っていた難波に入り、少し懐かしい気持ちになりました(まだ1年も経ってないけど)。でも実はこのあたりで途中棄権が頭をちらついていました。
でも、14kmで母親と姉家族(甥っ子4人)が応援に来ているということで、そこを通過するまでは棄権できないなと思い、もう少しがんばることに。
京セラドームを左手に走っていると、いました母親と姉夫婦+甥っ子×4人。
なんとか、甥っ子たちに走っている姿を見てもらえることができ、この日の目的の半分以上は達成できました(笑)
15kmあたりで前に出てこられたランナー。フォームを観察していると決してキレイなフォームではなく粗削りだけど長い距離にとても強そうなランナーではないかと思い、注意して観察するようにして気を紛らわせていました。
16km過ぎで初めての折返しです。(ここは問題の折返し地点ではありません。)
最近有名な鶴谷ターンを決めるか迷いましたが、そこまでの元気がなく普通に折返しをしました。
鶴谷ターンはたしかにロスは少ないのだけど、意外と体力削られる気がして身体が元気なときにしかできないですよね。
普通のターンを決め、もう一度母親、姉夫婦+甥っ子×4人のいる京セラドーム横を、しんどい顔をしながら無事に通過をして20kmに差し掛かかりここまで3'19"~20"/kmに若干ペースが緩んで進んでいたところ、先程の粗削りなフォームの方がペースアップ。
僕はここで離れてしまいました。ここで集団から離れてしまったので少し気持ちが切れて再び途中棄権が頭に浮かびました。
しかし、ここで2度目のスペシャルドリンクが登場。このボトルを見たときに妻が作ってくれたボトルを最後まで取らずに辞めるわけにはいかないと途中棄権という情けない結果にならないよう奮起することになります。

幸い、先程離れてしまった集団からは僕だけが離れたわけではなく、何人かのランナーも同じように離れていて集団が2つに分裂した形になっていました。この後ろになった集団に付いていくことで3'20"/kmあたりのペースをキープすることができました。
ハーフ通過は
1゜10'04"
昨年の東京マラソンのハーフ通過より10秒ほど悪いだけでしたが、余裕度は昨年に比べてもほとんどないといった状態でした。
そんな状態で後半はどうなっていくのでしょうか。長くなってしまったので、後半に続きます。