みなさん、こんにちは!志方です。
今日は少し前回から時間が経ちましたが、自分が履いているシューズのレビューをする記事になります。ついにレース用のシューズのメタスピードスカイになります。
このシューズはかなりおススメなのでこの記事を参考に購入を検討していただければと思います。
メタスピードスカイというシューズ
厚底ブームが当たり前の状態になりましたが、asicsもそのブームの中では遅れてこのメタスピードスカイを発売しました。
川内優輝さんが、メタスピードスカイのプロトタイプ(試作品)を履いて琵琶湖毎日マラソンで2時間7分台で走ったことで話題になり、そのあとにこのメタスピードスカイが発売になりました。
当時はnikeでは厚底といえばのヴェイパーフライやキプチョゲ選手も履いているアルファフライがあり、adidasではアディオスプロがあったので、厚底シューズは履く人は大体その3つのシューズのどれかを履くことが多かった印象です。
asicsもメタレーサーというカーボン入り厚底(厚底なのか?)シューズを出してはいましたが、ヴェイパーフライ等のような反発をもらうようなシューズではなかったので、asicsもトップランナーよりも趣味でランニングを楽しむ方向けに方向転換したのかと思われていました。
ですが、しっかりと水面下では厚底プロジェクトは進んでおり、川内さんがプロトタイプを履くことで一気に宣伝効果を出し、トップランナー向けにもシューズを出していく従来通りのasicsの意志の強さを感じました。
こんな感じでいよいよ満を持して登場したメタスピードスカイというシューズがどんな性能かというのを僕が履いた主観で書いていこうと思います。
メタスピードスカイの特徴
僕は実は厚底シューズを履くのはこのメタスピードスカイが初めてで(メタレーサーはある)、どんな反発があるのか楽しみでした。なのでヴェイパーやアルファフライと比べてどうだという話はできませんが、初めて履いた人の感想だと思って読んでください。
パッと見た感じ最初の感想は重そう...。でした。厚底なので今まで薄底のソーティばかり履いていた自分にとってはこの厚底の重厚感というのは見慣れておらず、単純にそう思ってしまいました。
ですが、手に取ってみるとその見た目とは裏腹に軽いというのが感じられました。かなりのギャップですね。
次に感じたのは、アッパーの部分でいつものasicsだとしっかりとした感じ(語彙力w)があって割とどんな足でもフィットする感じがあったのですが、見て触った感じはヴェイパーフライのようなアッパーに似たものを感じました。
こういう素材だと靴擦れがするのかなと心配しましたが、案の定、富士山マラソンや淀川マラソン2022で履いたときはしっかり靴擦れやマメができました。そこは今までのasicsには違ったところです。
そして靴に足を入れた感じは、最初はびっくりしました。何に驚いたかと言いますと、履いてその場で立っているだけで地面からの反発を受けているのかと思うぐらい、トランポリンの上にいる感覚になりました。
このシューズを履くまでは以前のメタレーサーであまり反発を感じなかったので、僕の場合厚底カーボンを履いた時のイメージが先行しすぎて、実は自分の思っているところまでの反発はないのではと思っていました。
その不安をはるかに超える履いただけですでに反発をもらっているような感覚でした。
富士山マラソン前にこのシューズに慣れるために数回練習で履きましたが、力感はいつも通りなのに設定タイムよりも数秒速く走ってしまう不思議な感覚になりました。
それに加えて厚底のクッションなので、地面からの衝撃をクッションが吸収してくれているのか疲労感も少なくレース前に使用したことで上手く疲労を抜くことができた感じでした。
僕はこれまでソーティ系のシューズばかり履いていたので、ソーティだと接地した際に直に地面の感覚を感じながら、地面を押す感じがあるのですが、メタスピードスカイは地面の感覚を感じることなく感じるのはシューズのクッションの部分なので地面の上を走ってるというより何かクッションの上を走っている感覚になります。
地面からの衝撃は直接来てる感じではないので、ソーティではふくらはぎが張りやすかったのですが、メタスピードスカイだとお尻の方が張りやすくなりました。実際に淀川マラソン2022を走り終えて1週間経った今でもお尻が痛かったりするので、お尻をかなり使って走っていたことがわかります。
走るときはなるべくお尻を使って走るのが良いと言われるので、これはいいポイントではないかなと思います。
このシューズのデメリットを強いていうのであれば、まずは値段になります。定価は¥27,500でasicsのソーティとかに比べて1万円以上高い値段になります。
nikeのヴェイパーフライやアルファフライと比べると1万円ぐらい安いですし、adidasのアディオスプロは同じような値段なので、厚底カーボン入りシューズ界では特段高いわけではないので、厚底カーボンシューズを買いたいけどその中でも安く済ましたいということでしたら、nikeよりもこのメタスピードスカイをおすすめします。
もう一つはサイズ感が若干小さいということになります。いつも通り履いているサイズで購入したのですが、履いた時に意外とシューズの中が狭く感じました。大丈夫かなと思いましたが、富士山マラソンの最中に左親指の爪の部分が押されてる感覚になり、終わったあとに爪がはがれていました。
なので、購入する際はワンサイズ大きめのサイズを購入することをお勧めします。
最後はこれはデメリットではないのですが、メタスピードスカイは反発が強めなので、履く人を実は選んだりします。万人受けのシューズが良いという方や、初めての厚底カーボンがメタスピードスカイじゃ不安という方は、似たようなシューズのメタスピードエッジというシューズが良いかと思います。
履いたことないのですが、聞いたところ万人受けするので自分の走りにメタスピードエッジが合わせてくれるというのと、メタスピードスカイより軽いというのが利点です。厚さもスカイよりは薄くなっているので、厚底初心者でも安心して履けるのではないかなと思います。
同じようなシューズで2種類用意しているのはasicsさすがだなと思いました。
まとめ
メタスピードスカイは僕にとっても初めての厚底カーボン入りシューズだったので、思い入れがあり評価も高めになってしまいましたが、ヴェイパーフライとかアルファフライと違って履きこなすのが難しいというのはメタスピードスカイはないのかなと思います。
厚底カーボンシューズ入門者にも易しいシューズだと思います。いい意味でクセがなくそれでいてしっかり反発も得られるのでちょうどいい絶妙なシューズですね。
今までは薄底のソーティばかり履いてきましたが、厚底カーボンシューズは本当に革命的なシューズです。厚いのに軽いうえ、地面からの衝撃を抑えて、しっかり反発ももらえるすべて揃ったんじゃないんかと思います。今後もこう言ったシューズを履いてマラソンを楽しんでいきたいなと思います。
この記事でメタスピードスカイを買うかどうか参考にしてもらえればうれしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。