買い物は投票と同じ
みなさん、こんにちは!志方です。
今日はいつもと違う内容のものを書こうと思います。
みなさん、普段お買い物をするとき、モノやその値段だけを見て買い物をしていませんか。またそれを買うことによってそれを販売している企業を応援するという意識はありますか。
僕は全く意識はありません。
でも、モノを買うということは実はそういうことだということを少しだけでもいいので意識してほしいというお話です。
では、このタイトルにもあります通り、買い物は投票と同じってどうゆうこと?って話ですが、企業が作り出した製品を我々、一般人が購入します。
するとその企業の売り上げに繋がって、企業の成長に繋がります。逆に売れないものを作り続けるとその企業は潰れてしまいます。当然、企業は潰れないようにするために売れる商品を世の中に出せるように努力します。
では、売れるもの、売れないものは誰が決めているかというと、購入者となる一般人になります。
このブランドのものが良いとか、あのブランドが良くないとか、消費者が決めてそれを商品購入という行為でいわば投票に近いことをして企業が成長するか、あるいは潰れていくかを決定していきます。
同じ企業の中でも様々な商品があります。
ここのブログの読者ではおそらくランナーの方が多いので、スポーツメーカーの話となると、現在は厚底ブームが到来してしばらく経ちますが、みなさんこぞって厚底シューズを購入されていると思います。
そうなるとどうでしょうか。薄底シューズが減ったようには思いませんか?昔はむしろ厚底のシューズは少なく、初心者が履くようなシューズで、そこそこのレベルからは薄底のシューズを履く人が増えるので、メーカーも薄底シューズばかり出していました。
それが、消費者の購入傾向が変わると共に厚底のシューズばかり目につくようになりました。
ここまでは、消費者が購入することによって企業がさらに良いものを出そうとする企業努力を促す良い傾向についての話でしたが、ここからは少し考えなくてはいけないところになります。
みなさんは買い物をするときに一番何を見て買い物をされますか。大体の方が値段を見て買い物をされていると思います。当然僕も値段を見て買い物をしています。
なるべくいいものを安い値段で買いたい。これは誰しもが考えることです。ですが、その安いものがなんで安いのかを考えたことはあるでしょうか。
よく野菜や食料で安いものを見ると、大体が海外からの輸入品です。海外は土地が広大なので、大量生産ができるので生産効率が良くそのおかげで、値段も安く販売しても採算は取れます。
逆に日本産はというと、土地が小さいところが多いので大量に生産することができず、どうしても効率が悪くなってしまいます。そうなると少し値段が高くないと採算が合わず、海外産のものと比べるどうしても価格では負けてしまいます。
消費者側からすると安いものが買いたくなるのは当然なので、同じ種類の野菜が並んでいれば、海外産だろうが日本産だろうが、安い方を購入すると思います。
そうなるとどうなるでしょうか。日本産は高いから売れなくて、海外産は安いから売れる。その海外の野菜を作っている企業(多分個人事業ではない)が成長をし、日本の野菜を作っている農家は潰れていく、こうなってしまいます。
まだここまではいいかもしれません。今少し心配されているのは、その海外産は"もう日本には販売しません!"となってしまうとスーパーから野菜が消えてしまうのではないかと言われています。
正直、今のスーパーを見るとむしろ野菜が豊富にそろっているのでそんな実感はないかもしれませんが、このコロナ禍や石油、原料の値上げで割りと近い将来、現実として起こりうるのではないかとされてます。(詳しい内容を端折っています。)
日本の有機農業が普及しないのも、消費者がなかなか購入してくれないというのが一理由としてあります。有機で作った作物は手間がとてもかかり、かつ大量には作れないのでどうしても価格が高くなってしまいます。
そうなるとここでも同じで安い野菜が購入されて、有機野菜は価格が高いので購入されなくなります。そうなると有機農業をやっていても採算が合わず、結局慣行農業(現在の一般的な農業)に切り替えるしかなくなるのです。
少し農業の話になってしまいましたが、また安いものを購入することについて話たいと思います。
とくに服とかを購入するときに、なんでこんな質の良いものがこの値段で売っているのかと疑問に思ったことはありませんか。たぶん安いというところに気を取られて考えないと思います。僕もそうです。
安いのには当然理由があります。企業努力で原料や輸送費のコストを下げているのでしたらいいのですが、大体は別の理由です。採算をとるためにはどこかが損をしなければなりません。この場合は人件費が多いですが...。
(原産国が海外というのが多いはずです。ということは)
また違う話になります。これは僕も最近実践するようになったのですが、ビールを買うときに発泡酒は辞めました。
というのも発泡酒は安いので、日本では発泡酒がかなり売れるみたいです。そうなると企業は発泡酒を作ることを努力するので、発泡酒を買うことは企業が質を落としたビールを作るのを応援していることと同じであるとどこかのYoutubeで見ました。
それを見て以来僕は、2~3本発泡酒を買うより、1本のビールを買う方が良いと考えを改め、週に一回ビールを1本買うようになりました。
他にも、クレジットカード会社をVISA等の海外のブランドにするか国内ブランドのJCBにするかとか様々あります。
こうやって考えていくと、今後の日本未来はどうなるんだろうと不安になるかと思いますが、当然国や政治家はよくなるように努力されていると思います。でも自分たちにも国を守ることは実は身近な買い物でもしかしたら、できるのではないかなと思います。
僕も、当然価格には勝てないので実践できるかは難しいですが、日々頭の片隅に置いておきたいなと思います。
今日は、いつもと違う感じの少し暗めの話題でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
それでは!