コーチング ランニング

早稲田大学の箱根駅伝前の集中練習って何?

2月 4, 2022

みなさん、こんにちは!志方です。

早稲田大学は僕の出身大学ですが、早稲田大学の競走部(陸上部)の長距離選手は

箱根駅伝前の11月末から12月中旬ごろまで、毎年恒例の 集中練習 という期間があります。

今日はその集中練習について詳しいところまでは書きませんが、どのような期間なのかを書きたいと思います。

集中練習とは

トラックとフィールド, 陸上競技場, 接地, Lane, 行, 数字, 実行中のスタジアム

11月末からはじまり、12月中旬までの期間で、いつもの練習がグッとハードになり箱根仕様の練習になります。

現監督で、当時コーチだった相楽さんは

"あれだよ、漫画のドラゴンボールで短い時間でめっちゃ強くなる部屋。あれと一緒だよ。"

と集中練習について語っておりました。

精神と時の部屋ですね。

精神と時の部屋」を正しく理解して、現実社会と照らし合わせた話 ...
出典 ドラゴンボール

限られた時間内で一気に強くならなければいけない状況の中、孫悟飯はセルを圧倒的に倒せるぐらいまで強くなりました。

そんな感じで集中練習期間が終了した後にめちゃくちゃ強くなっている選手もいたりします。

メニューは箱根駅伝の20㎞を走れるようにするために 距離も長めでかつ質も高いので、かなり実践的な練習になっています。

あとは毎年やっているので、例年と比較して現状のチームがどのレベルかを測りやすいのもあります。

集中練習の落とし穴

混乱した顔をした男 - 男性のロイヤリティフリーストックフォト

集中練習期間に入ると、先ほどから書いている通り、ポイント練習の質と量が一気に上がります。

ここで一番気を付けたいのはやっぱりケガです。 僕は大学1年の頃にこの期間でケガをしてしまい、箱根駅伝には出られませんでした 。

常にハードな練習が続くので、足のケアなどはいつも以上にしなければいけませんし、睡眠や食事にも気を付けないといけないなと思います。 寒い季節に行うので、身体を冷やさないことも大事ですね。

ケガをしてしまうとそれまで積み上げたものがパーになってしまうのでとにかく、ケガをしないことが重要です。チームの士気も誰かがケガすることで下がってしまうので、気を付けたいところです。

あとは、調子が落ちてしまうということにも気を付けたいです。

これは僕が大学2年生の頃ですが、集中練習はうまくこなせて満足できる内容だったんですが、終わった途端気持ちがホッとしてしまったのか、調子が落ち始めていきました。

本番にはギリギリの状態で臨めたのですが、集中練習期間のような調子ではなかったです。

多分、集中練習の方に気が行き過ぎて無事終わったことにそこで満足してしまったことで、気持ちが一度切れてしまったのかなと思います。

厳しい練習が続くことで強くはなれるかもしれませんが、大きい大会が目先に控えているのに、ここでホッとしてしまったのは、少し未熟だなと思います。

練習のための練習にしないように、あくまでも大会で走れるようにするための練習だと考えて、この期間に臨めるぐらいにならないといけないですね。

そんな簡単に乗り越えれる期間ではないですが...。

あとはオーバーワークで期間中でも調子を落としてしまったりなどもあります。

かなり追い込む期間なので、ただでさえ体調を崩しやすい時季もあって、風邪をひいたり、疲労困憊で練習すらできなくなったりという選手もいたりします。

まとめ

これほど、激しい練習をする期間なのでそれを乗り越えるには、その期間に入る前に準備が必要かなと思います。

集中練習をしたから強くなるのではなく、日ごろから箱根駅伝を走るためには集中練習を難なくこなせるぐらいの身体が必要と考えてその身体をどうやって作っていくかを、ずっと前から日々の生活でやっていくことが大事だと思います。

そうなると集中練習で一気に強くなって、本番でも結果が残せる状態になります。

これは箱根駅伝に限らず、日々の目標に向けても言えることでその結果を残すためには何が必要かというのを順を追って組み立てていくことが大事で、いきなりそのレベルは無理なので、この時期にこのぐらいのレベルで走っておくというのを逆算して設定しておくというのが重要なのかなと思います。

僕の場合は集中練習期間に入る前に大体夏か秋にケガをしているので毎回ギリギリの状態でその期間を迎えることが多かったので、うまく走れなかったのかなと振り返ってみて思います。それを4年間繰り返していたのは、その期間で成長できなかったと今になって思います。

失敗したとしても、そのあとに同じことを繰り返さなければ、その失敗も失敗ではなかったといえるので、今後も何か失敗してもそこから学んで、必要な失敗だったと思えるような行動をしていきたいですね。

最後は話がそれましたが、今日はここまでにしたいと思います。

それでは。

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