ランニング

富士山マラソンを走ってみた

1月 7, 2022

こんにちは。志方です。

あけましておめでとございます!本年もよろしくお願いします。

今年も昨年に引き続き、いろいろな部分で昨年よりできることを増やしたいなと思います。

農業でも、ランニングでもコーチングもやれる範囲を拡大していきたいなと思います。

2021年での大きな出来事といえば、本日のお題でもある初マラソンを走れたことではないかと思っています。

引退した直後はマラソンなんか出ないと思って、避けていましたが

年数が経つにつれて、どういった心境の変化かはわかりませんが、走ろうかなという気になりました。

この記事ではそんな僕の初マラソンについてお書きしますので、ぜひ最後まで見ていただけたらなと思います。

第10回富士山マラソン 

2021年11月28日に第10回富士山マラソンが行われました。

僕はチャリティの部で出る地元の知り合いの方の車に乗せていただき、当日現地入りしました。

(チャリティの部は11㎞を走る部みたいです。)

当日のコンディションは晴れ、気温が現地に到着した直後は0℃

普段、標高1300m以上の野辺山で生活している自分としては暖かいと感じる気温でしたが

それでもスタート直前に薄着になってスタートラインにならぶとさすがにブルブル震えました。

今回レースでは初めてカーボン入り厚底シューズを投入しました。

アシックスのメタスピードスカイです!!

練習では履いていましたが、今回どのぐらいカーボンの威力を発揮できるのかとても楽しみでした。

スタート~ハーフまで

9:00に号砲がなりました。

初めてのマラソンだったので30㎞までは力を使わずに後半まで余裕を持っておくというプランでスタートしました。

スタート直後はプラン通り、周りを見わたして誰に付いていこうかを見ながら

気持ち的にも走り的にも落ち着いて1㎞を入りました。

1㎞のラップは3'26"

3'30"ぐらいで行けばいいと思ってたので、予定通りの出だし。よしいいぞ!

1㎞過ぎには目の前に富士山がドーンと広がっていて

これは絶景だなと思えるぐらい見事でした。

少し話はそれましたが、スタート後の心を落ち着かせていたのも束の間、3㎞過ぎには前を追うために集団から飛び出し

4位集団に追いつくために12㎞まで単独走となりました...。

ラップも速いときで3'12"まで上がり、それでも呼吸的には全然楽だったので

追いついてから休もうと思っていました。

実際12㎞から追いついてからは、この人に付いていこうと決めて

絶対に前にでないようにしていました。

ラップも3'25"あたりでいってくれて、このままいけばサブ2.5はできそうと思ってました。

ハーフ通過は1゜11'50"

ハーフ通過をどれぐらいで行くかは意識してなかったですが、

単純にいっても2゜23’~24'あたりではいける通過でした。

この時は全然余力もあり、いつ足に来るのかな~と

いっこうにこない足の疲労感に期待と逆に不安を抱くそういう心理状態でした。

最大の難所、激坂とその後

ハーフまでは余力タップリ。いつからペースアップしようかと考えていましたが

22㎞を過ぎたころ、富士山マラソン最大の難所である激坂で大きく狂わされました。

富士山マラソン公式HPより

約1km以上の距離で75mほど上るこの激坂でそれまで付いていた方たちが大きく後退。

もともと上りにそこまでの苦手意識のなかった僕は前に出てしまったこともあり、ここで差をつけようと

ぐいぐい上りました。

上りでのここの1㎞のラップは4'00"

それまで一緒に走っていた選手にレース後聞くとそこで4'50"ぐらいかかったと聞き

50秒引き離すことに成功。

しかしここでの頑張りが後のレースに大きく影響することとなりました。

なんとか激坂を終え、ここで順位は4位まで上がっていたので

そろそろ前を追っていこうかと思った矢先

”うーん、これ以上ペースを上げられる気がしないな”と感じ始めていました。

上り終わったあとに少しでも、下り坂があれば体力を回復させられていたのですが

その後もダラダラと続く上りで回復させる箇所がなく

加えて微風の冷たい向かい風で体力を削られていく始末。

26㎞あたりで途中棄権が頭の中をちらつくようになりました。

コース的に28㎞がスタート地点から一番離れた場所だったこともあり

”ここで棄権したら、帰るの大変そう...やっぱり走るか”

と考えていました。

28㎞でカーブを曲がると今度は今までのコースを逆走しながら別の道にいくので

”ここで向かい風から追い風に変わる!!”

と期待していたら、まさかのここからも向かい風!!⤵⤵

精神的にボコボコにされていました(笑)

ただペース的にはなんとか3'40"を切るぐらいにはキープしていたので

30㎞までは4位の順位をキープしたまま、なんとか粘っていました。

魔の30㎞~フィニッシュまで

なんとか粘っていた僕ですが、ついに32㎞あたりで激坂で突き放していた2選手に抜かれました。

ここでは全く抵抗することはできず、なんとか3'40"をキープするのがやっと

本当にゴールできるのか?そんなことが頭をよぎりました。

そして34㎞を過ぎたところで、このマラソンの第2の難所

というか22㎞過ぎに上った激坂を今度は一気に下らなければいけません。

ようやくここにきて来てほしかった(時すでに遅し)下り坂

なんとかペースダウンせずに下り、平坦になったところで

案の定、下りの反動が足を襲いました。

両手、両ハムストリングスがしびれ始めて、ついに歩き始めました。

”あ~ついに歩いてしまったな~。上りをあんなに頑張るんじゃなかったな~。もう一回やり直したいな~”

そんなことを考えながら、しばらく歩いては走り、またしばらく歩いて走りを繰り返し

そうしているうちにまた2人ほど抜かれました。一番かかったラップも4'58"と

前半の快調なペースはどこえやら。

40㎞を迎えたところで、ここで気合を入れて残りは歩かないようにしようと思い

両手、両ハムストリングスがしびれている状態の中、なんとか走り続けました。

ようやくゴールも近づき、”ゴールできそうで良かった。やめなくてよかった”

安堵した気持ちでなんとかフィニッシュ!!

タイムは2゜33'23"で全体8位、一般の部2位(陸連未登録者)、年代別1位と

想定していたより、良い順位でびっくりしました。

フィニッシュ後すぐに大会ゲストの瀬古さんに”志方!!”と呼ばれ

”お前なにやってんだ!”と叱咤していただきました。

(このなにやってんだについては瀬古さんは僕がまだ実業団で競技を続けていると思われていて、おそらくこんなところでなにやってんだ+実業団選手がそんな走りをするなと両方の意味でおっしゃられたのだと思います。)

自分のことを覚えていただいたことに感激しながらフィニッシュ地点をあとにしました。

まとめ

初マラソンを富士山マラソンにしたというのは

周りからも過酷なマラソンを選んだなと言われるぐらい

このコースはアップダウンが局所的に激しく、細かい上りもあったりと

かなりタフなコースでした。

それよりも28㎞あたりから、日陰になる部分が多く

そこで身体が冷えてきたので、前半を飛ばしていって25㎞あたりから

体力的にキツイ状態で迎えるとダブルパンチで体力をゴッソリ削られます。

今回、優勝された方は2時間21分台とこのコースを考えれば、かなりのタイムだとうかがえます。

コース攻略と、マラソンを走れる身体をいかに作っているかがかなり重要だと思いました。

僕はというと6~9月まであまりまともに走っておらず、10月から本格的に走り始め

突貫工事のような感じで仕上げていきました。(途中、仕事でぎっくり腰にもなったし)

昨今の厚底シューズとおよそ10年ぶりの調子良さ(当時のように走れるという意味ではなく、単に身体の感覚で)

も相まって、前半ややハイペースでいってしまったのと激坂を頑張って上りすぎたのもあり

あえなく撃沈。マラソンでそれなりの成績を求めるならば

やはり、練習はキチンと積んでおかなければいけないなと思う富士山マラソンでした。

富士山マラソンは富士山を間近に見ながら、河口湖や西湖の周りを走るので景色は最高です。

今大会では外国人の参加者はなく国内在住者しか参加していませんでしたが、

たくさんの外国人選手が例年は参加されるのも納得のコースでした。

一度は走った方が良いマラソン大会とおすすめできます!

最後になりますが

僕も競技を引退して、ようやくマラソンを走ろうと思った矢先

コロナが流行して大会が開催されず、なかなかマラソンを走ることができませんでした。

ようやく今年になって開催される大会が増えてきて

今回富士山マラソンも対策を徹底されて、開催もしていただき

ようやく初マラソンを走ることができました。ありがとうございました。

当たり前だと思っていたことも(当たり前とすら考えなかったぐらい当たり前)実は当たり前ではないと

気づかされました。

今までの些細な事ももしかしたら、当たり前ではない。

なんでそれが当たり前のようにできているのかを考えることも重要かもしれませんね。

今回は長くなったので2分割して投稿しました。

長い文章でしたが、読んでいただきありがとうございました。

もし、こういうことを書いてほしいというリクエストがありましたらコメント欄に書いていただけると嬉しいです。

それでは!!

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