過去の振り返り

僕が中学で全国大会の出場権を獲得するまでの話 その3

6月 28, 2023

みなさん、こんにちは!志方です。

前回までは、中学2年生で全国大会にあと一歩のところで出場権を獲得できず悔し涙を流して、その中で思いもよらなかった近畿大会出場を手にすることができ、自身初めての県外レースを経験することができました。

そこで、中2の夏は終わったと書きましたが、実は中学生にはもう一つの全国大会のジュニアオリンピックが秋に控えていて、

そのジュニアオリンピックに出場するには、参加標準記録を突破するか、県内で突破する人がいなかった場合、

8月下旬に行われる県内の選考会でトップになった人が出場権を獲得できるという大会です。

今回はそんなジュニアオリンピック選考会からスタートします。

シカタ

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ジュニアオリンピック選考会

ジュニアオリンピックは、秋に行われる中学生の全国大会で、全中よりも出場するハードルが上がります。

出場するには、夏の全国大会よりも高い参加標準記録を突破する(どのレースでもOK)、県内で誰も参加標準記録を突破する人がいなければ、選考会でトップだった人に参加権を与えられます。

このジュニアオリンピックは、学年ごとで種目が分かれていて、当時の中学2年生だと1500m、中学3年生だと3000mになります。

夏の全国大会と違うのは、同じ学年の人とのレースになるのと、県内で参加標準記録を突破する人がいなければ、選考会でトップになることで、記録をもってなくてもジュニアオリンピックに出場することができます。

当時の中学2年生の1500mの参加標準記録は4分10秒だったと思います。(夏の全国大会は4分12秒)

僕のそのときの自己ベストが4分15秒とかだったので、選考会でトップにならないと出場できませんでした。

僕は、1500mよりも3000mの方が得意という意識があって、ラストスパートで勝負が決まってしまう1500mに苦手意識がありました。

当時の兵庫県内の同学年でも、3000mは負けない自信がありましたが、1500mになると自信はありませんでした。

しかも一発選考という落とせないレースになるので、ギリギリ勝てるかどうかの1500mでどういうレース展開にすれば勝てるのか想像がつきませんでした。

そんな中、はじまったジュニアオリンピック選考会。

いつものレースと違って、勝負に勝たなければいけないレースともあって、持ち前の積極的に前でレースを進めることができず、勝負のときを待つために少し後ろに控えてました。

1000mを過ぎて、ラスト1周を目前になった時、1人の選手が前に出てスパートをかけました。

僕もすぐさま反応しましたが、先に仕掛けられてしまったのと、先に仕掛けた選手が、800mを自分の種目としてやっているだけあってスパート力は断然上でした。

そのまま、僕が前に出ることはなく、逃げ切られてしまいました。結果は二人とも4分17秒とかだったと思います。

またしても....。

とことん全国の舞台に縁がなかった自分。3度目の涙で3度目の正直もかないませんでした。

全国大会に嫌われているのかな...?そう思わざるを得ない、3回ともあと1秒というあまりにも短く、そしてあまりにも重い1秒を味わい続けました。

顧問の先生には、「残念やったけど、これで来年に向けて3000mに専念した練習ができる」と毎回励ましの言葉には感謝でした。

これで、中2の夏が終わりました。(何回目?(笑))

結局、全国大会の舞台を踏むことができなかったけど、その大会に向けて努力したことは貴重な経験と思い出として残りました。

秋 兵庫県中学新人大会

激闘の夏が終わり、その後はほぼ毎週レースに出るというハードスケジュールをこなしながら、季節は秋に変わっていきました。

連戦に連戦を重ねて、疲労がピークになって調子を落としていましたが、秋風が吹き始めるとともに、調子がまた上向いてきました。

9月や10月になると、全国各地で新人大会が行われます。

新人大会は、学年ごとでレースをするので、今まであまり出場する機会の少なかった選手にも活躍ができる大会になります。

1年生のときも、新人大会に出場しましたが、そのときは決勝でビリから2番か3番で恥ずかしい思いをした大会でした。

でも、このときは違いました。夏に数々の修羅場?をくぐり抜けたから、同学年では県内トップの自負があります。

この年は、1500mと3000mの2種目にエントリーしました。

初日は3000m、自分の得意とする種目です。

予選を危なげなく通り、決勝になりました。

顧問の先生には、1000mからペースを上げていこうとアドバイスを受けていたので、レースでは1000mから前に出て勝負を決めにいきました。

1000mが3分05秒で、そこから3分02秒、3分01秒とビルドアップしながら走り切れて、タイムも9分08秒と自己ベストにはなりませんでしたが、自己3番目か4番目の記録を1000mからの独走で出すことができました。

何気に、県大会で初の優勝。

1人で走りきっての9分ひとケタだったので、中学生にとって一つ大きな目標になる8分台に今後、期待が持てる結果でした。

翌日は、やや苦手な1500m。ジュニアオリンピック選考会で負けた相手も、決勝でぶつかるので、リベンジのレースにもなります。

1500mも予選を危なげなく通り、決勝のレース直前に先生からは、

「ジュニアオリンピック選考会では、スパートをかけるタイミングをうかがいすぎて負けたから、今回は800mを過ぎたらスパートしよう。」

たしかに、僕のタイプ的にラスト1周とか、ラスト200mからのスパートだと勝てる相手にも勝てないので、ロングスパートが性に合ってます。

それでも、800mでスパートして、後ろに付かれたら?付かれてまたスパートされたら?という若干の不安はありましたが、やってみるしかありません。

1500mの決勝がスタートしました。

最初は、3000mのレース同様、先頭には出ずに3番手あたりで走ります。

そして、予定通り800mからスパート。

相手にとっても意表を突くスパートだったのか、追いかけてきません。

付いてないということが分かったから、力まずにスパートを続けます。

3000mレースでの1000m過ぎからのロングスパートに比べたら、短いもんです。

それ以降、僕の前を走る人は出てこず、2冠目となる1500mの優勝を果たしました。

初めての県大会の優勝を2種目でできたのは、素直にうれしかったですし、夏の悔しさが報われた気がしました。

たった4人のレースで8分台

県新人大会を2冠で締めくくった僕ですが、その後のジュニアオリンピックは、出場権がないから出ることなく、雑誌でその結果を見ることになりました。

その間にトラック初の5000mを経験して、15分30秒と先生から与えられた目標の15分45秒をクリアし、3000m8分台に向けて大きく前進しました。

この5000mを走ったことが、結構大きくて、3000mの通過が9分10秒とかで、そのペースで入れるということは、3000mのレースだともっと速く走れることができると思い込むことができました。

単純に3000mのレースが短く感じるようになりましたし、新人戦とこの5000mの2つが8分台に向けた布石だったように思います。

その後、10月下旬に行われていた神戸女子長距離記録会という大会の、中学男子3000mのレースに出場しました。

高校生や実業団選手は、記録狙いで出場する人が多かった大会でしたが、中学生には、馴染みがあまりなく、出場者はたった4人とごく少数でした。

しかも、天気は雨で、力的にも4人ともバラバラという記録会という名のタイムトライアルのようなメンバーでした。

調子は良かったし、先の5000mを走った自信から、8分台を出すと意気込んでレースはスタートしました。

1000mの通過で、今までではじめて3分を切って入り、2000mの通過も6分を切っての通過でした。

この時点で、ラスト1000mはペースを落とすことないと思っていたので、8分台は確信しました。

最初から最後まで独走の中、8分56秒でゴール。

自身初の8分台は、寂しい人数と冷たい雨の中でのものとなりました。

それでも、最初から独走での8分台は大きい自信になりましたし、自分にとって非常に再現性の高い8分台となったので、これ以降のレースはほぼ8分台で走ることになりました。

10月にしてようやく3000m8分台という、中学生にとって大きい記録を出すことができました。高校生で言う5000m14分台かな?

これまでは、全国に行けるかな?というところでしたが、これ以降全国に出るのは当たり前という意識に変わっていきます。

中学生は、結果が出ると意識が一気に変わります。階段を上っていくことで意識が変わるので、うまく結果を出すというのは大事ですね。

次回は、都道府県駅伝選考会編になります。8分台を出した僕ですが、3年生達が選考会で行く手を阻んできます。

選考会を無事突破できるのでしょうか。

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