みなさん、こんにちは!志方です。
2023年5月21日に行われました、第29回星の郷八ヶ岳野辺山高原100㎞ウルトラマラソンに出場してきました。

結果は
8時間15分37秒(グロス)
8時間15分15秒(ネット) 第2位

でした。
昨年に引き続き2位と、取ってはいけない順位(2位,4位,9位)をまたしても取ってしまいました。
昨年は、はじめてということもあり、レース前は完走が目標だったけど、気づいたらトップ争いをしていて、想定以上のレース内容と順位だったので、びっくりでしたが、
今回に関しては、またか!という思いのある一方、自分としてはある意味、充実感のあるレースでした。
そんなレースを3部作で振り返っていきたいと思います。
その前に前回大会について知りたい方はこちら

マラソン・ランニングのオンラインコーチングをやっています。(https://runfarmer-shikata.com/?page_id=17)コチラからお気軽にお問合せください。あとTwitter,Instagramもやっています。
第29回星の郷八ヶ岳野辺山高原100㎞ウルトラマラソン 気象条件など

今回の野辺山ウルトラマラソン100kmの部は、出走者が男性1249人、女性が197人の計1446人の参加者で、完走者数は男性が711人、女性が97人の計808人でした。
完走率は、男女合わせて55%ほどで、約2人に1人は完走できなかったぐらい過酷なレースでした。
昨年は完走者数が、計1113人の完走率は65%だったので、昨年と比べても完走率が低かったです。
完走率がここまで低かった理由が、やはり気温の高さで、昨年はスタート・ゴール地点の野辺山で最高気温が17度に対して、今年は22度。コース全体での最高気温も25度のところがあり、
コースのタフさだけでなく、暑さとの闘いも加わったことによって完走率が下がりました。
起床からスタートまで

昨年と同様、スタートが早朝の5時ということもあったので、朝の2時に起床しました。
前日の布団に入った時刻が20時30分ほどで、それでもなかなか寝付けなかったので、結局22時くらいに寝ることができたと思います。
睡眠時間は4時間と短いですが、短い睡眠時間もレース当日だけだったら大丈夫というのは、これまでの経験で知っているので、睡眠時間が短いのは気になりませんでした。
朝起きてすぐに
- パスタ
- おにぎり(デカめ) 2個
- オレンジジュース
- モンスター(緑)
を朝食として食べました。
寝起きで、この量の朝食は結構キツイですが、ハンガーノックだけは恐いので詰め込みました(笑)
前日の夜から炭水化物中心のメニューだったので、糖質の量は問題なかったと思われます。
4時ごろ、家を出発して会場に向かいました。
昨年も思いましたが、レース会場が家から近いのは非常に楽でした。スタート1時間前に出発するなんて滅多にないですから。
会場についてから今年は、昨年と違って体調チェックシートを受け付けで確認するなんてことはなかったので、そのままスタートラインに並んでもよさそうでした。
4時30分を過ぎたあたりで、レースで走る格好になって、スタートラインに並ぶようにしました。
昨年と同様、スタートでガツガツ前に行ってもしょうがないので、先頭よりは少し離れた位置に並ぶようにしました。
東京マラソンの反省はここで活かす必要はないので、あくまでお祭りの延長線だと自分に言い聞かせました。
そうしていると、前回大会の覇者でおさるの姿をした安田さんと会うことができ、レース前に握手をして何らかの言葉を交わしました。(喋った内容は覚えてない。)
昨年のデッドヒートを繰り広げた仲で、2人でワンツーを取ったということもあって、僕の中では安田さんに対して戦友のような感覚になりました。
まぁ、今年も確実に上位に来るんやろうなと思ってはいましたが...。
そんなこんなで、スタート前のセレモニーみたいなのがはじまり、わが南牧村の大村村長のスピーチがはじまりました。
昨年はスピーチの途中でピストルが鳴ってしまいましたが、今年は最後までスピーチを聞くことができました。
逆に尺が余ったんじゃないかと思わせるぐらい時間に余裕を持たせながら、予定通り5時00分にピストルが野辺山駅前に響き渡りました。
スタート~10km

スタートしてから、昨年と同様にペースを落ち着かせながらレースを進めました。
でも昨年と違ったのは、前にいる人の数で、昨年より圧倒的にすくなかったです。
昨年は、前にめっちゃ人いる~みたいなのを思ってましたが、今年は何も考えることなく、淡々と自分のペースでいきました。
ラップタイム見ても、昨年とそんなに変わってなかったので、噂通り参加者が少なかったことで、前にも人が少なかったのかもしれませんね。
マイペースに進んでいくと、6kmからまずはあいさつ代わりの上りがはじまります。
あいさつ代わりと言っても14kmまでひたすら上り続けるので、いきなり試練を与えてくるのが、この野辺山のコース。
初見で、最初の5kmを飛ばしてしまった人にはかなり苦しい展開になるので、最初から自分のペースで行くことをおススメします。
僕は上りの方が、下りより得意なのであまりきつく感じることもなく、むしろペース抑えながら上るようにしていました。
まだこんなところで力を使うところじゃないと言い聞かせながら、路面はアスファルトから砂利道に様変わりしていきました。
そんなこんなで10kmの通過は45分24秒(昨年より2分ほど速い...)
でも先頭は全然見えてませんでした。
10km~林道開始~20km

10km通過しても、上りは続いていて、前で走っている人達の足がだんだん重たくなっていってるのがわかります。
ここからが、僕の真骨頂を発揮するところでどんどん抜いていきました。
景色が林道に変わっていくと前を走る人の数が、だいぶ少なくなりました。
ウルトラマラソンという名称なのに、トレイルランに近いようなコースは参加者を苦しめてきます。
路面はずっと砂利道なので、アスファルトのようにうまく反発をもらえない上に、コース最高地点まで上り中心なので、いつもより前に進めない感覚が参加者を襲います。
そんな過酷なコースと裏腹に、ハイキングで来れば最高の景色なんだけど、ウルトラのコースとなると見方が変わります。
ここで景色を楽しめるかどうかで、レースの余裕度も変わってくるのではないでしょうか。
話は僕のレースに戻りまして、コースの上りを使いながらどんどん前のランナーをとらえていきます。
すると途中で、トレイルランナーの白川さん(Twitter )に話しかけられ、しばらく話ながら並走しました。
並走しているときの記憶がなぜか思い出せないのですが、先に行きますと言って上りで先に行くも、下りで追いつかれるという昨年のデジャブのようなことが起きました(笑)
毎回、またお会いしましたね(笑)というような会話をしながら、上りで前を走っては、下りで追いつかれ追い抜かれるようなことが続きました。
そんな感じで10km~20kmはあっという間に過ぎました。でもそれは感覚だけで、実際は前半唯一の50分台のラップタイムを刻みました。(たぶんこの10kmの間にジェルも補給しているはず)

20km~35km 稲子湯エイド

最高地点の18kmを過ぎたあたりから、上りメインのコースから一変して下りメインのコースに切り替わります。
20km過ぎの下りで、また1人のランナーに追いつかれて
「ブログ読ませていただいています。」
と声をかけられました。
"結構読まれてるんやな。うれしい。"と思いながら、ありがとうございますとその方に目を向けると名前入りゼッケン!!(古川さん)
野辺山ウルトラマラソンでの名前入りゼッケンをつけるというのは、10回完走したデカフォレストの称号を与えられた人と、20回完走したユプシロンの称号を与えられた人になります。
古川さんはデカフォレストの方だったんですが、そんな方が僕のブログを読んでくださっているなんて光栄です。
その方は9時間切りを目指してますとのことで、しばらく並走しました。(結果は5位!タイムは惜しくも9時間0分22秒)
その古川さんとも、上りで引き離しては下りで追いつかれるという、もう下りどんだけ弱いねんと心の中で叫びながら走っておりました。
30kmを過ぎ始め、だんだん林道も道がひらけるようになったと思ったら、日差しが出てきました。
20kmあたりから暑さを感じていて、序盤ですでに暑さを感じるなんてここから先どうなるんやと不安になりながら、エイドでかぶり水をバシャバシャ体中に浴びまくりました。
33kmからコースは、再び上り基調になってきて35km手前の稲子湯のエイドに到着しました。でも、ここでは立ち寄らずに、補給したジェルのゴミを捨てるだけにしておきました。
今回はここで終了です。
次回は気温もぐんぐん上昇、疲労もぐんぐん蓄積、暑さとコースの二刀流の攻撃で終盤まで体力を温存できるのかの中編です。また見てね。
