みなさん、こんにちは!志方です。
野辺山ウルトラマラソンまで残り7日となったわけですが、補給食の一つであるエナジージェルをどれにしようか迷っている人も多いかと思います。
僕も、最初は何を選んだらいいのかわからなくて、今でも自分にとって良いジェルというのは決めかねているのですが。
この記事では、そんな迷っている人たち向けにエナジージェルを紹介していこうと思います。
僕自身も一度摂取した上で紹介したいのですが、数が多いので情報を基に書く製品もあります。それに関しては、今後のレースで僕が摂取していくうちに当記事の情報をアップデートしていくので、再度生の声を聞いたうえで、ジェル選びの参考にしていただければと思います。
マラソン・ランニングのオンラインコーチングをやっています。(https://runfarmer-shikata.com/?page_id=17)コチラからお気軽にお問合せください。あとTwitter,Instagramもやっています。
エナジージェルの効果
エナジージェルの一番求める効果というのは、エネルギー切れ予防ではないでしょうか。
ウルトラマラソンに限らず、トレイルラン、フルマラソンのレースでは、エネルギーの消費量が激しく、
フルマラソンでは、約2500kcalものエネルギーを消費します。(レベルによって差はあり)
ちなみに僕の東京マラソンでは2180kcalの消費でした。
体に貯蔵できる糖質は1500~2000kcalで、何も補給せずに走ってしまうとエネルギー切れを起こしてしまい、通称ハンガーノック状態になってしまいます。
ハンガーノック状態になってしまうと、力が入らなくなったりしてペースダウンはおろか走り続けることも困難になるので、ハンガーノックにならないように対策しないといけません。
そこでエナジージェルの登場です。
エナジージェルは重さ50gと携帯するにも適したサイズ感で、1個で100kcal前後のエネルギーを摂取することができます。
足攣り防止
マラソン後半で起こってしまうと嫌な足攣り。これによってなかなかタイムを更新できないという方も多いのではないでしょうか。
マラソンの後半になると、筋肉の疲労で筋肉が硬直してくる上に、さらに発汗によって体内のイオンバランスが崩れることで引き起こしやすくなります。
エナジージェルの中には、イオンがバランス良く配合されている商品があるので、給水とともに摂取することによって、イオンバランスが整われていくことで、足攣りを防止する効果があります。
よく、足攣りにマグネシウムが良いとされていますが、医学的には良いかどうかはわからないという情報を見たことがあるので、本当に良いかどうかはわかりません。
でもマグネシウムは筋肉を緩める作用があるので、足攣りを軽減させてくれるとされています。実際にテレビでも見ましたが、本当かどうかはわかりません。
プラシーボ効果
結局のところ、エナジージェルに対してどれだけの効果を期待しているかで、エナジージェルを摂取する意味というのは変わってくると思っています。
エナジージェルを魔法の復活薬のように思える人にとっては、その効果は絶大だし、あまり期待していない人にとっては、100kcalを摂取できるだけのものでしか効果はありません。
僕にとっては、お守りのようなもので、いつ糖質が切れるのかというのは、数値化されているわけではないのでわかりません。
その見えない恐怖と戦うのには、エナジージェルを携帯しているだけで不安を軽減させてくれるから、フルマラソン以上の距離のレースには携帯必須と思っています。
後半戦に向けた気持ちの切り替えにもなりますしね。
マラソンでの摂取量、摂取タイミング
先ほども書いた通りで、体内の糖質残量というのは数値化されていないので、
どのタイミングで摂取したらいいのかが難しいところです。
糖質が切れたタイミングで摂取しても、吸収には時間がかかるので、実際に効果がでるのにはタイムラグがあります。
僕がやっている摂取タイミングとしては、毎回32~33kmくらいでしんどくなる傾向があるので、
ジェルが体内に吸収されるのにかかる時間30分を33kmから逆算して、25kmあたりで摂取するようにしています。(3'30"/km計算、8km=28分)
不安であれば、35kmあたりでもう一個摂取するようにしていますが、東京マラソンでは一個で済みました。
摂取量としては、マラソンを走り続ける時間によっても違いますので、サブ3の方よりもサブ4の方のほうが、摂取量は増えていきます。
レベルによって違いますが、2~4個ほど携帯しておくと安心かなと思います。(あまり持ちすぎると重くなる)
昨年の野辺山ウルトラマラソンでは9個携帯してました。その代わり固形物は一切取らずに完走しました。(補給少ない自慢はよくないと言ってるけど(笑))
エナジージェル紹介
前置きが長くなってしまいましたが、いよいよエナジージェルを紹介していきます。
今後、僕もいろいろ試していく中で、商品の追加であったり、内容を修正していくつもりです。
なるべく、新しい情報でお届けしたいと思いますので、参考にしてください。
メダリスト エナジージェル
一番メジャーなエナジージェルかなと思えるぐらい有名なジェル。
スポーツショップに行くと大体置いてあるのがこのメダリスト エナジージェルになります。
はちみつや天然系の素材を使っているので、後半戦の胃が疲れた状態でもスッと吸収できるようになっています。
半固形なので、ジェルというよりはゼリーに近いような感覚です。
半固形であることから、噛むことによって集中力も落とさないような効果があるみたいです。
昨年の野辺山ウルトラマラソンでは、前半の60kmぐらいまではこのメダリストのジェルを摂取して乗り切りました。
味は、リンゴ、グレープフルーツ、ブドウ、コーヒーに、それぞれはちみつがプラスされています。
コーヒーは試したことはありませんが、それ以外の味は、はじめて摂取したとしても抵抗なく喉を通ると思います。
105kcalほどあるので、カロリー摂取についても申し分なし。
値段も他のエナジージェルと比べればやや安価で、とりあえず迷ったらコレというのがこのメダリストになります。
アミノバイタル アミノショット パーフェクトエネルギー
僕が、一番はじめにレースでエナジージェルを使用したのが、このアミノバイタルのアミノショットです。
アミノバイタルは、あの有名な顆粒タイプのアミノバイタルPROを、現役時代は飲み続けていたので、
アミノバイタルだと安心という理由で、人生ではじめてのジェルとして選びました。
アミノショットは青と赤があるのですが、今回紹介するのは赤になります。
赤は、エネルギー摂取はもちろんのこと、アミノバイタルらしいアミノ酸2500mgも配合されているので、その点は他のジェルと差別化されてるのかなと思います。
アミノ酸を摂取することで、筋肉の分解を防いでくれるので、後半の筋疲労を抑えてくれるかもしれません。
こちらのジェルも、半固形とまではいきませんが、ややゼリーに近い印象。味もグレープフルーツ味とスッキリしていて飲みやすいです。
値段も安価で、メダリストとアミノショットで迷うところ。
アミノ酸を摂取するかどうかで摂取したいのであれば、アミノショットです。
ちなみに青は、エネルギーとしては23kcalと少ないので、エネルギー摂取というよりは、アミノ酸が多く配合されているので、筋疲労を減らす目的として摂取するのがいいです。
マグオン
名前からわかる通り、マグネシウムが多めに含まれているので、
足攣り防止を目的に摂取するのが良いジェルになります。
エネルギーも120kcalと他のジェルに比べれば、やや高めで、ラインナップの中には、カフェインも含まれているものもあるので、
後半戦の足攣りや集中力低下の防止を期待することができます。
昨年の野辺山ウルトラマラソンでもマグオンを摂取しましたが、
予想以上にドロッとしていて、初見での摂取は口の中でびっくりしてしまうので、試しに練習で摂取することをおすすめします。
値段は、メダリストやアミノショットに比べるとやや高めなのと、
僕個人としては、ドロッとした感触が嫌だったので、リピートは無しです。
Challenger POWER LIQUID
なかなか聞きなれない商品で、僕はこの名前の通り、この野辺山ウルトラマラソンでこのジェルを初めてチャレンジしてみようと思っています。
パラチノースという原料の糖質がウリのこのジェルですが、このパラチノースは小腸でゆっくり吸収されるので、胃腸にやさしいそうです。
ゆっくり吸収されるということは、即効性がないということなので、糖質が切れそうという場面で摂取しても手遅れになるため
早めの摂取を心がけるか、吸収の速い他のジェルと組み合わせて摂取するのが良いとされています。
ハイブリットに摂取することで、ジェルの摂取量を抑えることができるので、ジェルの飲みすぎで気持ち悪くなるのを防いでくれる狙いがあります。
またマグネシウムが入っているため、足攣り予防とカフェインも含まれているものもあるので、集中力低下を防ぐことができます。
あれ?マグオンじゃなくてもいいんじゃあ...。
野辺山ウルトラマラソンで摂取してみた感想をまた記事にしたいと思います。
KODA
スポーツショップでたまたま売っていたので、野辺山で試してみようと思い購入しました。
25年というロングセラーの商品ですが、小生は初めて知りました(笑)
エネルギー摂取は当然ですが、胃で消化したのと同じ状態で作られているため、腸で負担にならずにスムーズに吸収されます。
グルテンフリーなのと、果糖不使用、ヴィーガンの方でも摂取できます。(僕はヴィーガンではないです。)
値段は290円とメダリストに比べると若干高めですが、許容範囲ではないでしょうか。
飲みやすさなどのレースで使用した感は、また後日記事に修正します。
アミノサウルス ジェル
アミノサウルスと言えば、お馴染みの嵜本社長で有名ですが
アミノサウルスの製品も多くのランナーに愛されています。
今回試してみたかったのですが、ネットで購入しようと思ったけど、1個売りがなく、近くのスポーツショップにも売っておらず、断念しました。
入っている成分は、他のジェルと十分差別化されていて、名前の通り、アミノ酸はもちろんのこと、
マグネシウムであったり、クエン酸、カフェインなども入っている商品もあります。
正直、他の商品の良い部分も、このアミノサウルスは網羅してしまっているんじゃないかと思わせる成分内容でした。
味も飲みやすいマンゴー、レモン風味となっていて、社長自ら走って試して完成させた商品なだけあって、ランナーのことを考えつくされたジェルです。
ただ、値段は若干高めでありますが、この成分を考えると納得の値段ですね。
ぜひ購入して、次のマラソンレース中に摂取しようと思います。
野辺山ウルトラマラソン2023では
来る野辺山ウルトラマラソン2023では、馴染みのあるメダリスト、アミノショット
POWER LIQUID、KODAの4種類で臨もうと思います。
合計で9個ぐらい携帯しようと思います。
前半は、メダリストとアミノショット、中盤にPOWER LIQUID、後半に残りのメダリストとKODAの摂取を考えています。
みなさんのマラソンやウルトラマラソン、トレイルランのレースでのジェル選びの参考になればうれしいです。