みなさん、こんにちは!志方です。
マラソンランナーのみなさんのほとんどが好きだと思う温泉。
走ったあとに汗を流したり、休日にわざわざスーパー銭湯に行って、いろんな湯船につかったりして日ごろの疲れを癒したり。
そんな僕も、温泉に行くのが好きで、大学のころから休日にはスーパー銭湯によく行っていました。
今回は、温泉が疲労回復に良いというのはわかるけど、具体的になんで良いのかというのを解説していきたいと思います。
知らないで温泉に入るより、知って入った方が、より効果は高そうですよね。ぜひ読んで温泉にいきましょう。
マラソン・ランニングのオンラインコーチングをやっています。(https://runfarmer-shikata.com/?page_id=17)コチラからお気軽にお問合せください。あとTwitter,Instagramもやっています。
温泉・お風呂の主な効果
疲労回復させるために一番効果的なのは、血流を良くすることです。
疲れると血の流れが滞ってしまい、老廃物や疲労物質が溜まってしまうため、体にだるさを覚えてしまいます。(マッサージや鍼を刺すのも、血流を良くするためにやっています)
そこで血の巡りを良くするための一つの方法として、入浴があげられます。
湯船につかることによって体が温まり、毛細血管やその他の血管が広がることによって血流が良くなります。
さらに湯船の中に入ることで水圧がかかるので、マッサージのような効果で体の末端の部分から心臓に血液が戻っていきます。
こうなることによって、体の老廃物、疲労物質が排出されるようになって疲労回復することになります。
またお湯の中に入ることで浮力が生じることによって、重力から解放されて体がリラックスされることにより、全身の血行がよくなります。
また精神的にもリラックスできるので、精神疲労も取ることができます。
炭酸泉の効果
こちらの記事でも少しだけ炭酸泉ついて書いています。
最近のスーパー銭湯では、炭酸泉を導入しているところも多く、見るからに疲労が取れそうな湯船になっています。(個人的な感想)
炭酸泉も温泉とは少し違った形で、血行を良くする効果があります。
お湯に溶け込んでいる炭酸ガスが、肌の内側に入り込んで血管を広げてくれます。
二酸化炭素が体内に入ることで、体の中で酸素が足りなくなったと認識して、酸素をより多く取り込もうとします。
その際に血管が拡張されて、血液の循環がよくなります。
また炭酸泉はお湯の温度が低く設定されているため、長く浸かることができるのと、心臓に負担をかけることなく血行をよくしてくれます。
お湯が高くなく、心臓にも負担をかけずに血液循環が良くなるので、血圧も下がっていいことづくめの炭酸泉です。
水風呂の効果
スーパー銭湯にいくと大体あるのが、水風呂。
基本的には、サウナ→水風呂のコンボをやる人も多いと思いますが、水風呂の効果について触れておきます。
水風呂は、お風呂やサウナなどで体を温めたあとに入ることで効果的になります。
温かい→冷たいといった温冷刺激を繰り返すことによって、血管の収縮がされて結果、血行がよくなります。
血行がよくなる=疲労回復は散々書いてきたので、ここでは説明を省きます。
また水風呂には、血中乳酸値が下がったという研究結果も出ているそうです。
そのほかにも
- 冷え性改善
- リラックス効果
- 多幸感を感じる
- 睡眠の質アップ
水風呂どんだけ良い効果があるんだよ...(笑)
冷え性改善
温冷刺激を繰り返すことによって、体の末端の部分にまで血液が巡るようになります。
冷え性の方は、末端にまで血液が行き届きにくいから冷え性になっているので、温泉と水風呂との交代浴をすることによって、全身くまなく血液を流すことができます。
リラックス効果
サウナや温泉で体を温めたあとに、水風呂に入ることによって、交感神経を働かせたあとに副交感神経を働かせることになるので、自律神経が整われていきます。
とくに水風呂では副交感神経が優位になるので、リラックス状態になり、ストレスも軽減させてくれます。
多幸感を感じる
多幸感??と一瞬思いましたが、たしかにサウナから出たあとの水風呂は、言葉に表しようがない幸せを感じるなと思います。
温冷刺激を繰り返すことで分泌されるのがエンドルフィンという物質らしく、このエンドルフィンが心地よさや幸福感をもたらすホルモンだそうです。
ここ最近で僕が幸せを感じる瞬間は、マラソンでゴールした直後とサウナから出たあとの水風呂に入っているときかもしれません。
睡眠の質アップ
睡眠の質を上げるには、深部体温を下げる必要があって、それによって体がお休みモードになるのですが、
水風呂を入ることによって、睡眠時に深部体温を下げやすくなります。
なんで下げやすいかっていうと、温冷刺激によって体の隅々に血液を巡らせられるかららしいです。
たしかに水風呂を入ったときの温泉では、上がったあと猛烈に眠くなるときがありますが、水風呂が関係してそうですね。
ランニング後に温泉、お風呂に入るときの注意点
主に日常でのお風呂で入るときになりますが、以下の点に注意が必要です。
- ランニング直後の入浴は控える
- 寝る1~2時間前に入るようにする
- 38度~40度のお湯にしておく
ランニング直後の入浴は控える
ランニング直後というのは、疲労している筋肉に集中的に血液を送っている状態になります。
そんな状況下で、お風呂や温泉に入ってしまうと、全身に血液が巡ってしまうため、逆に疲労回復が遅れてしまいます。
また運動による脂肪燃焼作用(リパーゼの働き)も薄まってしまうため、ダイエットにも悪影響になってしまいます。
ランニング直後の入浴は避けて、30分ほど間を入れてから入浴するようにしましょう。
温泉に限りなく近い入浴剤「るんるんの湯」寝る1~2時間前には入っておく
水風呂の効果で書いたときの深部体温が関係しているのですが、深部体温が上がって、その後下がっていくときに眠気が出てきます。
その上がって、下がってに1~2時間程度要するので、就寝の1~2時間前に入りましょうと言えるのです。
でも、温泉だと水風呂が深部体温を下げてくれたりするので、そのままスーパー銭湯の休憩室で仮眠するのっていいですよね。やっぱりスーパー銭湯って最強。
38~40度のお湯にしておく
40度を超えるお湯になると交感神経が働いてしまいます。交感神経が優位になると脳や体が活発化してしまうので、リラックスすることができません。
38度~40度のお湯だと副交感神経が優位になるので、リラックス効果があります。
でもたとえ、40度超えのお湯に入ったとしても、水風呂に入ってさえいれば、副交感神経を優位にさせることができるので、水風呂がすべて解決してくれます。
そうだ温泉へ行こう。
ここまで書くと水風呂最高!となりますが、温泉やサウナを入ったあとの水風呂が最強なわけで、それらが揃っているスーパー銭湯は最強っていうことです。
サウナについてまで書くと、長くなりそうなので別記事にしたいと思いますが、温泉施設は疲労回復にとっても良いと思います。
日々の仕事や、ランニングで精神的にも肉体的にも疲労させているマラソンランナーのみなさまには、ぜひ月1回は休みの日にスーパー銭湯で疲労を取っていただきたいものです。
自分でも温泉施設を作りたいぐらい、温泉が好きな僕がこの記事を作成しながら、もっと温泉について知りたいと思いました。
全国スーパー銭湯巡りというブログを書いても面白そうと思いながら終わりたいと思います。
最後に今までで行ったスーパー銭湯ランキング(志方脳内の厳正なる選考による)は、以下になります。
お近くの方は行ってみてはいかがでしょうか。
テントサウナ欲しい....でも高い...。