みなさん、こんにちは!志方です。
本日、Twitter、Instagramでも投稿しましたが、野辺山ウルトラマラソンのコース試走をやってきました。村でも走っている人がいてその人も野辺山に出場するということで、一緒に試走するのに混ざらせていただきました。
ただ、ペースが違うので1時間40分ほど時差スタートをして、自分のペースで走りました。距離にして約70km、前半はショートカットして本番の47km付近からコースに合流する形でした。
今日は、その様子とコース説明を書きたいと思います。
マラソン・ランニングのオンラインコーチングもやっています。(https://runfarmer-shikata.com/?page_id=17)コチラからお気軽にお問合せください。まであとTwitter,Instagramもやっています。
スタート
スタートしたのは、9時45分。気温は野辺山で15度ありました。
今日は23度まで気温が上がったので暑さとの闘いでもありました。
大会当日も同じような気温だと思うので、今日試走でその気温の中で走れたのは、経験として良かったです。
松原湖入口~60km地点 北相木村役場過ぎまで
*〇km地点と書きますが、この距離は本番の距離を書くようにしてます。今日だと大体マイナス30kmぐらいした距離を走っていると思ってくだされば。
ウルトラのコース42km地点のヤッホーの湯から、この松原湖入口まで途中上りを挟みつつも4kmぐらい下りになるので、実はここに来るまででも足を削られてきます。
今日はショートカットしたので、その下りは走りませんでしたが、本番はどうなることやら...。
話は戻って、この松原湖入口の信号、大会唯一の信号になるのですが、赤信号で止まると実は結構長くて、昨年もここで1分以上足止めをくらいました。(優勝者とは1分差だからこれがなければ....普通に考えてそれでも優勝は無理だった。)
そこを通り過ぎると、50km地点である小海中学校に向かっていきます。そこまでの道はこのコースの中では比較的平坦、やや下り基調。
下るってことはそう。上るってことなんですよね。小海中学校はソバも出してくれるエイドになりますが、おいしくソバを食べてそこを通り過ぎるといきなり上りが出てきます。
ただ、こんな上りは野辺山ウルトラでは、上りには入らず、平坦に毛が生えたようなもの。多少のアップダウンを加えながら北相木村に向かっていきます。
55km地点を超えると北相木村に入っていきます。北相木村はこの大会唯一の折り返しのある場所で、行った道を帰ってきるという、ウルトラマラソンでは精神的に堪えるコースになっています。
行きは上り基調になっていて、さらに本番では折り返している人を眺めながら走っていくので、先程も言った通り精神的にキツイです。
今日は、スタート時間も遅かったということもあって、このあたりからだんだん暑さを感じてきました。12時を過ぎると暑さ的にピークを迎えるということなのかな。
ここは日陰も少ないので、12時~13時ごろここを走る方は暑さも覚悟しておいた方がいいです。
60kmから73km地点 馬越峠入口まで
60kmから3kmほど走ると北相木を出て、今度は南相木に向かっていきます。ここでいきなり上り基調になってきて、だんだん本格的に上りがはじまってきます。
まだ馬越峠に行くまでですでに何発かキツメの上りがあって、この後馬越峠あるのにマジかよ...。と心を削ってきます。
コツは常に頑張らないことなのですが、上りとなると頑張らざるを得ません。
下りで回復させようにも下りがなかなか来なかったりするので回復の暇も与えない感じが東の野辺山と言われる所以ですね。
68.5km地点あたりで南相木村役場のエイドがあって、そこを過ぎると本格的に上りがはじまるので、当日はここのエイドで休んで上りに向かう気力を養いましょう。
南相木役場を出てしばらくすると上りがはじまるのですが、いきなり急な勾配の上りからスタートして、馬越峠前に馬越きたと思わせてきます。
その後もずっと上らされて、今まで71kmの部のゴール地点だった滝見の湯を通過した後もずっと上らされます。
正直、馬越峠はキツイと聞かされているから覚悟をもって走っていますが、ここの上りはそこまでの覚悟を持たずに上るので馬越よりもキツい感覚があります。
みなさんも馬越峠ばかりに気を取られずに、その前の上りもしっかり上らされることを頭に入れておいた方がいいです。
馬越峠~頂上
野辺山のコースの一番の特徴はこの馬越峠で、ここの頂上に行った地点(約80km地点)でコースの半分だと思えと言われるぐらいキツイ区間になります。
さすがにここは、勾配、長さともにコース最大級のキツさを誇る馬越峠になります。ここはとにかく無理をしないということ。完走を目標とする人であれば、ほぼ歩いちゃってしまっても良いと思います。
距離にして約4kmほど上らされて、その間平坦と下りゼロ。気分は箱根の山を走っている気分になるぐらい上らされます。(実際は箱根の山の方がキツイ)
キツイキツイと思って上っていると、頂上は意外とあっけなくやってきて、まだ続くと思ってたら急に頂上になります。
昨年はここでトップに立って完全に勝ったつもりでいましたが、本当にキツイのがここからというのが、この野辺山ウルトラになります。
80km~90km
頂上に着くとすぐに下りがはじまるのですが、ここは5km下りっぱなしになります。
80kmまで肉体的にも精神的にも疲弊しているのに、ここでさらに足を削りにかかります。
昨年はここの下りですでに勝ったつもりで下っていましたが、ここで言いたいのは油断せずに行こうです。
残り20kmというと、100kmのうちの5分の1しかありませんが、それでも20kmあります。ハーフマラソンの距離もあると言うと長いですよね。
ただずっと下るのでペースも落ちることなくいけちゃいます。ここでタイムを稼ごうとする人もいるんじゃないでしょうか。ですが、油断は禁物。
下り終えた85km地点で足はボロボロになっているはずです。それぐらいダメージは半端じゃありません。
85kmから川上村の中心地に入っていきますが、ここは平坦なコースで最後の平坦になります。昨年はここで調子に乗ってギアを上げたので最後の10kmで大失速することになります。
だからここでもペースは上げずに最後まで我慢をすることが大事です。
90km~ゴール
90kmに差し掛かるとすでに上りに入っています。
ここの上りもなかなかの急勾配で、馬越峠がボスだとすると、ここの上りは裏ボスになります。
上り自体は1kmちょっとで終わるのですが、90kmまで走って削りに削られた足の最後の追い込みがここでやってきます。
昨年はここの上りで大苦戦して後に抜かされることになったのですが、ポイントは残り10kmだと思わないことです。でも完走目的の人は多分この上りも歩いた方が完走できると思います。
92km地点で最後の大きいエイドがあって、そこを通り過ぎると一直線に続く緩やかな上りがはじまります。直線が長すぎるので精神的にかなりキツイです。しかも若干上っている。
ただ、ここを抜けるとゴールはすぐそばまで来ます。でもまだ油断せずに行こう。
ダラダラ続く上りが終わって、下りがはじまって休息できるかと思ったのも束の間。すぐにキツイ上りがはじまって上り切るとようやく野辺山に帰ってきます。
でも駅はすぐそばなのに、迂回をしてゴールを目指すことになります。ここまでくると残り3kmほどになるのであとは気合と、100kmのゴールまでこれた自分を褒めましょう。
ここの線路を超えればビクトリーロードと思ってたら、今日は遮断機に捕まり足止めを食らいました。(笑)
この線路を渡ると、本当にゴールは目の前になります。
そしてゴール!
今日は70.8km走りました。
今日の給水・補給食
今日暑かった割には、ほとんど取らなくて
- メダリストブドウ味 600ml
- コーラ 350ml (途中自販機で買った)
- アクエリアス 750ml
- リポビタンゼリー 1個
なんか70km~80kmを走る度に給水・補給食は減っていて、とくに携帯していたジェルに至っては1個も取らずに走り切ってしまいました。
どんどん、省エネで走っているわけですが、給水・補給食を取らない自慢は良いと思ってなくて、あれだけの距離を走るんだから消費はしているはずで、絶対に給水・補給食はもっと取った方が良いと思います。
じゃあ、わざわざ書くなやと言いたくなるかもしれませんが、これは自分に対する備忘録として書いています。参考にはしないでください。
今日の試走 まとめ
今日は、気温が高くなるからキツイかな~と思っていたけど、思ったよりもペースも良くて走っているときは4'50"/kmあたりでずっと走ってました。
馬越峠も2回ほど歩きましたが、走っているときは5'30"/kmで上れていたので本番もこのペースで走れたらな~とか安易に考えてます。
とはいえ、今日は70.8kmしか走っていないわけで、本番の70.8kmはまだ馬越峠の入口にすら辿り着けていないと思うと、どんだけやねんともう笑うしかない。
残り2週間になりますが、疲労を取って調整して本番を迎えたいです。今日コースを走れてよかったです。
今日の試走は本番でも使用予定のグライドライド3で走りました。感触も良かったのでこれで本番行きます!