みなさん、こんにちは!志方です。
時代を逆行したようなタイトルになりますが、個人的な意見を今日は書きたいと思います。
坊主頭が少なくなった高校長距離界に改めて坊主に戻せと言うつもりは毛頭ありません。今の時代、坊主は遅れてると思っています。
でも、僕が今の考えで自分だけ高校生に若返ったとしても坊主にすると思います。今日はなぜ坊主が良いのかを書いていきます。

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高校長距離選手の坊主頭が減った理由

今の高校駅伝を見ると、駅伝の名門と呼ばれる高校でさえ坊主頭でない姿で走っています。自分が高校を卒業して10年以上が経過しましたが、シューズだけではなく髪型すらも変わってしまいました。
自分の母校である兵庫県の西脇工業では、昔から坊主頭が有名で、坊主に赤ハチマキが西脇工業のトレードマークでした。
ここ数年坊主頭ではない選手も増えていて、自分も最初は目を疑いました。よく3年生が卒業前だから来る大学生活に向けて髪の毛を伸ばし始めてるのかと思いきや、3年生でもない1年生や2年生が髪の毛を伸ばしているのです。
それについて、ネットニュースで書かれていたのは、「坊主頭を強制することはやめました。そうしないと今の時代ウチに選手が集まらないのです。」と西脇工業監督の足立先生がおっしゃっている言葉でした。
確かに、西脇か須磨で迷ったときに須磨は坊主じゃなくていいからなぁと、高校選択の判断材料の一つになるくらい中学、高校生にとって坊主頭というのは抵抗があります。
今まさに少子高齢化社会と言われていて、中学生をスカウトするのにも子供の数が減っています。そこで時代遅れの坊主頭を強制されるのが嫌だからという理由で来なくなるのは、陸上部の存続の危機にもなります。
とくに兵庫県は西脇以外に須磨学園という強豪校があり、須磨学園は昔から坊主頭を強制していないので、坊主頭が嫌という理由でそちらの高校を選ぶという人もいるのかなと思います。
時代の流れは止められないということですね。
高校生は坊主頭が良い理由

僕は、高校生は坊主頭が良いと思っています。当然時代遅れだし、当時の自分も最初は抵抗がありました。
でも坊主頭にしてしまえば、坊主頭なんか最初だけで、後は気にしないですし、むしろ坊主頭良くね?と錯覚するほどになりました。
僕の時代は強制的に坊主だったので、周りも坊主頭で抵抗がなくなったのもありますが、それだけじゃない理由もあります。
髪型を気にしなくていい

坊主頭になると必然的に髪型をセットしなくて良くなります。寝ぐせも付かないから、毎朝寝ぐせを直す手間もありません。
よく、Appleの創業者のスティーブ・ジョブズ氏が同じ服を5着持っていて、それを毎日着ているという話はあまりにも有名ですが、
これは毎日服を選ぶために脳を使いたくないからだと言われています。
人というのは、一日使える脳の容量が決まっているのですが、一日の中でほんの些細なことで脳を使ってしまっています。
例えば、朝食に目玉焼きが出たとして、醤油をかけるのかウスターソースをかけるのか、ケチャップをかけるのか。
選択肢があると人間はそこでどれにするかというので脳を使ってしまいます。
で、話を戻すと坊主頭じゃないことで、今日の髪型はどうかや寝ぐせがついてないのかとか、あるいは美容院にいかないといけないと考えたり....。
陸上で成績を出すために脳を使いたいのに、髪型のことでも脳を使わなければいけなくなります。
高校生は当然学業もありますし、練習があったり、監督、コーチ、先輩、後輩、同期と毎日接するのにも脳を使っています。
他のことで脳を使わなければいけないのに、髪型を気にする余裕なんてないのです!

坊主頭で一体感が生まれる

同じ頭、同じ服装、同じ陸上部にいることでチームに一体感が生まれます。(それこそ〇教)
坊主じゃないからって一体感が生まれないわけではないですが、でも高校時代を思い返すと、県の駅伝前や全国駅伝前になると、みんな同じ長さの坊主にしようという話になります。
宗〇かと思うかもしれませんが、そうすることで気合も入りますし、チームで戦う意識が芽生えやすいです。
坊主にしたところで強くはならない

勘違いしないように書きますが、坊主頭だからって強くなるわけではありません。坊主頭じゃなくても結果は残せます。
僕が高校3年生の時も、県の駅伝大会で優勝した須磨学園は坊主頭じゃなかったし、エースの西池は普通の髪型で走ってました。
昨年の西脇の大エースで5000mで20年ぶり?くらいに県記録を塗り替えた長嶋くんも坊主頭ではありませんでした。
だから、髪型と強さは関係ないんです。その人がどれだけ競技に対して強くなりたいと願って毎日を過ごすかです。
じゃあ、なんで坊主頭が良いんだという話に戻ってしまいますが、髪型を気にしなくていいというところで書いたことがすべてです。
まとめ 時代に抗えないけど坊主頭は良いよとだけいいたい

書いていて、イマイチ坊主頭が良い理由が弱い気がしますが、実際に僕は中学3年生から坊主頭にしてきて
高校の3年生までの実に4年間、青春を坊主とともに過ごしてきました。
最初は、中学3年生になる直前の3月に兵庫リレーカーニバルの中学男子3000mの出場権を懸けた大会で、大会記録を出せなかったら坊主にすると謎に自分で追い込ませました。
結局、スタートで転倒して腕骨折してしまったので大会記録更新はできなくて、自分で不言実行(誰にも言ってなかったため)するために坊主頭にしました。
最初は本当に抵抗があって、学校に行って周りに坊主にしたんかよ~なんて言われるのが嫌だなと思っていました。
でも、そんなことは一過性のもので、しばらくすれば誰も言ってこなくなります。
それまで、月1回か2か月に1回、姉に髪を切ってもらっていて、めんどくさいと言われていましたが、坊主頭にすることで3か月ほどはバリカンでそらなくていいし、
バリカンでするのだって楽と言われました。
そんなこんなで中学を卒業し、高校に入学して坊主集団で生活することで、あれ?坊主って意外と楽だし、髪型気にしなくていいし、ハチマキすることでかっこよく見えないか?

と完全に坊主教の信者となっていました。
もともとクセ毛だったということもあり、もし坊主じゃなかったらそこも気にしないといけなかったかと思うと、それこそ陸上どころじゃなかったと大袈裟に言っておきます。
もう、父親の時代のように、中学生になると男子はみな坊主というのもだいぶ過去の話で、令和の現在は髪型を強制する時代ではありません。
清風カットでニュースになるくらい、今の時代は個人の意志を尊重する時代ですが、それでも高校生には坊主頭を勧めます。
とは言うものの、自分の意志で髪型を選んでほしいと思います。(坊主も良いよ!)