みなさん、こんにちは!志方です。
最近、市民ランナー界隈では、マラソン大会のコースをまともに走らずにショートカットしてゴールをしてしまう不正ランナーが登場し、賑わせていました。
特に問題となったのは、2022年3月6日に行われた愛知県西尾市のにしおマラソンでの不正ゴールによって、大会終了後3か月経ってから失格処分となり、かなり時間が経ってから、順位が変動されるという事態になりました。
そんなTwitterランナー界隈で不正ランナーについて賑わっているのを見ていた僕は、対岸の火事のように思っていました。ですが、その自分も不正ランナーの被害者?だったのです。

マラソン・ランニングのオンラインコーチングもやっています。(https://runfarmer-shikata.com/?page_id=17)コチラからお気軽にお問合せください。まであとTwitter,Instagramもやっています。
富士山マラソン2021 で不正ランナーの被害に遭う

実は、僕も富士山マラソンで不正ランナーの被害を受けていたみたいで、知ったのも1年後とかでした。
応援に来てくれていた知り合いの方が、2022年の夏に「志方くんをゴール地点で待ってたら、それまで通ったランナーとは明らかに体型もフォームも違った人が、志方くんより先にこれまで42km走ってきたとは思えないぐらいのスピードでゴールしてきて、ゴール後にすごいガッツポーズしてて。でもアナウンスの人が困惑している様子で、ゴールするランナーの名前を普通は呼ぶんですけど、その人だけ呼ばなかったんですよね。あれってなんだったんだろう。」
その話を聞いて、不正ランナーのことだとすぐに思い浮かびました。そして、自分がそこで不正ランナーに負けていたのを知ります。
被害に気付かなかったのは、大会運営の迅速な対応のおかげ

僕がゴールした直後、全体の順位が9位でした。一応、走りながら順位は数えていたので9位だと思っていましたが、(前の方で途中棄権された方がいた)急に順位が繰り上げられて8位になりました。
その時は、誰か途中棄権したけど、何かの誤作動で順位をカウントしてしまったのかなぐらいにしか考えておらず、深くは考えなかったです。
そのぐらい大会側が、すぐに不正を見抜き失格&順位の修正をしてくれたおかげで、不正ランナーの存在すら気づくこともなくその大会をあとにしました。
不正をする理由

不正ランナーがコースをなぜショートカットしてしまうのか。
ゲームのマリオカートでは、むしろショートカットができないかを探すゲームで、ショートカットが賞賛されるべき事象なのですが、現実世界のマラソン大会では当然やってはいけない行為です。
市民ランナーがマラソン大会に出る一番の目的は、自己成長を確認することであり、それはズルをした記録で走ったところで自己成長を確認することができません。
だから、普通の市民ランナーからしてみれば、不正をすることに何の意味も価値もないことだと思っています。
それでも、わざわざ高い参加料まで払ってまで、不正をする理由はタイムを他人に自慢したいのか、万引きのようなスリルを味わいたいのか、不正で盛り上がっていることで自分が有名になっていっていることに喜びを感じている。このどれかだと思っています。
他人に自慢したい

ズルをしたことを隠し、他人に自慢をすることはできるかもしれませんが、ちょっとマラソンをかじっているぐらいの人でしたら、体型と普段の走りをみれば、そのタイムが実際に不正ランナーが走れるかどうかはわかるかなと思います。だから他人に自慢してもすぐに見破られると思うんですよね。
不正するスリルを味わいたい

万引きと同じで、ダメと言われていることを逆にしたくなってしまう人というのが、実際にいたりします。
最近世間を騒がしている、スシロー事件なども、やってはいけない行為だけど、動画に載せて発信するなど、普通の人だったら理解しがたいことをやってしまう人っているんですよね。
高校生とかだと悪ノリというのがあったりするので、仲間内でいかに悪いことをして笑いを取るかなんて実際、高校生ではやってたりします。(当然、僕たちはしませんでしたよ。)
それがいい大人になってもするかと言われると、しないと思いますが、万引きは大人でもやってしまう行為だったりするので、何か病気なのかもしれませんね。
自分の不正がネット上で盛り上げている

自分が行動に起こしたことで、世間が話題にするとうれしくなったりするものですが、普通うれしくなるのは良い行いをした場合に話題になった時のみだと思います。
ですが、なんでもいいから世間を騒がしていることに喜びを感じる人もいるかもしれません。
心理学はよくわからないので、この辺は想像でしかないのですが...。
不正ランナーに関しては無視をする

Twitterで不正ランナーと騒ぐから、不正ランナーという認識が出たのであって、誰も騒がなければ、勝手にショートカットして、勝手に失格になって悲しく帰路につくランナーになります。
もし騒がれることに、不正する理由があるとすれば、誰も騒がなければ自滅しているだけになるので、騒がないことが不正させないために効果的なのかなと思います。
毎回、不正ランナー警察なるものがいて、誰かが不正をしたら瞬時に見つけ出して、鬼の首獲ったかのような騒ぎを起こしますが、一度佐倉マラソンで誤作動を起こしてしまったがために不正ランナーと騒がれた方がいらっしゃいました。
不正をしてない人が実名を晒されてしまうのも、当然良くないので、今後は不正ランナーに関しては、運営側が迅速な対処をするのをお願いして、われわれは不正ランナーのことは気にせずマラソン大会を楽しみましょう。

