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シューズレビュー メタスピードスカイ+

1月 14, 2023

みなさん、こんにちは!志方です。

今回は久しぶりの"勝手にシューズレビュー"となります。今回のシューズはメタスピードスカイ+と2022年に発売されたモデルで、従来のメタスピードシリーズをアップデートされたシューズとなります。

普通はメタスピードスカイ"2"など番号が増えていく名前にするかと思うのですが、今回は"+"ということで、従来のメタスピードスカイの進化というわけではなく、別物という意味もあるのでは?と思います。

以前にもメタスピードスカイについてレビューを書きましたが、このメタスピードスカイとメタスピードスカイ+の両方を履いた自分としては、やはり"別物"という印象でした。

それでは、レビューしていきたいと思います。

メタスピードスカイ+の特徴

メタスピードスカイ+は2022年に販売されました。同時にメタスピードエッジ+も販売されて、これは今までのメタスピードスカイ&エッジと同じく、ストライド型はスカイ+、ピッチ型はエッジ+という履く人に合わせられるようにそれぞれ特徴を変えて登場しました。

他のメーカーはここまでの使い分けできるようには商品を出しておらず、エリートランナーは履きこなせるけど、市民ランナーは履きこなすにはある程度の走力が必要であったり、ランナー自らシューズに合わせにいくような感じでした。

asicsのメタスピードシリーズだとそれぞれ特徴(特に反発)が違っているので、エリートランナーや走力のある市民ランナーはスカイ+、エリートランナーでも反発を活かして走る走り方ではない方や、カーボンシューズを履きこなす自信のない市民ランナーはエッジ+とすみわけができるのは、さすがだと思いました。

と前置きはここまでにしておきまして、特徴はこちらになります。

asics公式HPより

一つずつみていきます。

まずはカーボンについてですが、今回のスカイ+はフラット形状ということで、スカイはV字形状と比べるとミッドソールを押しつぶす範囲が増えました。そうすることで、着地の時に押し込むパワーが強いほど、より反発が得られるのではないかと思われます。V字形状は下部の画像に書いてある通り、小さな力でも反発を得やすいということで、ここで違いがありますね。

asicsの公式HPより、スカイのカーボン形状

フラット形状の方が押し込める分、よりカーボンがしなることでリターンの反発はデカイということですね。

asics公式HPより

ミッドソールはスカイ+もスカイも一緒みたいですね。

あとはミッドソールの素材はFF BLAST TURBOというもので、こちらは軽量かつ反発に優れた素材みたいです。こちらは前作から4%増量となっていますが、全体的な厚さはスカイ同様ということで、カーボンプレートがフラットな分、ミッドソールの上部に配置されてることでFF BLAST TURBOの厚みを増すことができたことでより反発を得やすくなったということなのだと思います。

最後は重さですが、200gオーバーとのことで、昔のソーティマジックを履いてたものとしては、当時のソーティマジックは160gほどだったので、数字上は重さを感じてしまいます。しかしながら厚底という見た目なのに手に取ると想像よりも軽いので、200gオーバーという感じはしないです。

でも、メタスピードスカイは165gということで、それと比べても重さは増えた感じですね。

一応公式HPで確認しましたが、165gは軽すぎるので間違いな気もする...

参考までにナイキのアルファフライは210gみたいです。

それでも反発が強いので、多少の重さというのは気にならないです。

asics公式HPより

スカイ+のこのアッパーは履いた瞬間に変わったと感じられることの一つになることでしょう。

スカイの時の素材感は、軽そうな素材だけどそれだけな感じで、靴擦れとかしそうな素材感でした(勝手なイメージ)。フィット感は度外視でとにかく軽いのを求めた感じで、裸足で履くと絶対靴擦れが起こりかねない素材。(裸足で履かないけど)

スカイ+のアッパーは、軽そうな素材という点ではスカイと同じなんですが、履いたら足にまとわりつくような感じでフィット感という点では、各段にスカイの時より向上しています。

だからといって、裸足で履いても大丈夫ということはなさそうで、しっかりと靴擦れしてきそうな素材ではあります。(笑)

あと、普段僕は25.5cmを履くのですが、スカイを履いた時に25.5cmだと中が窮屈で、フル走り終わったあとは爪がはがれる事件がありました。(笑)

その反省を活かして、スカイ+では26cmを購入しました。1サイズ大きいこともあってか窮屈に感じることもなく、爪も当然はがれることもなかったです。みなさんも履くさいは1サイズ大きめの方がいいかもしれません。お店で試着して試してみるのが一番ですが。

asics公式HPより

シューレース(靴ひも)は、この画像に書いてある通り、凹凸があることで、ヒモがほどけることなく最後まで走りきれることができます。

ナイキのヴェイパーフライとかこの構造をしたシューレースだったと思うのですが、asicsのシューズとしては今までにはなかった素材感のシューレースです。

asics公式HPより

アウトソールはスカイに比べて、丸い凸凹の部分の形がスカイでは真ん丸でしたが、スカイ+では縦に長い楕円形のような形となっています。それになったことで特に変わったという実感はないのですが、スカイのころからグリップ力はあるなと感じていたので、それはそのままスカイ+でも感じることができました。

実際に走ってみて

ここまでツラツラと書いてきましたが、シューズの特徴を並べられても、実際履いてみてどうなのよ?って話でいくら素材がいいですよと言っても、履いてみたら全然となってしまっては意味ないですから。

初めて履いたのが、1000mとかのインターバルでしたが、最初の感想はバン!と進むでした(笑)

別のエッジとかは転がされるように走れるという特徴があって、スカイも若干それを意識されていたのか、やや転がされる感があり、ストライド型のスカイとはいえピッチが増える印象がありました。

それが若干苦手で、やっぱり反発をもらえるのであれば、ばいーんと進む感じが欲しいと思っていました。

スカイ+はまさにその感じがあって、このシューズこそストライド型というのにふさわしいシューズなのではないかと思いました。

合ってるかわかりませんが、うす底の走る感覚に反発と靴底の厚さをプラスした感覚です。(そりゃそうだ)スカイの時は良くも悪くも靴に走らされてる感覚があったのですが、スカイ+では自分で地面を押す感覚(実際はミッドソールを押している)があり、それでいてリターンの反発があるイメージです。

こういう感覚を文字で現すの難しい

ただ弱点としては、やっぱり反発がデカイ分、走力や足の筋力がないと履きこなすのは難しいというのと、富士山マラソンのレース後半では、重たさを感じました。疲労も関係していますが、重りのように感じました。

あと、僕はそう感じないのですが、ソールが固いから足底筋が痛くなるという声も聞きます。足底筋膜炎とかを発症したことがある方や、足底筋が弱い方は無難にスカイにしておいた方がいいかもしれません。

とレビューは以上になります。僕個人としては、この反発や走りの感触はめちゃくちゃ好きだったので、このシューズをなんとか履きこなして、記録向上を目指していきたいと思います。

それでは!

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